野鳥先輩 リベンジ

御影

野鳥先輩、おちた

ある日のことでございます。

私御影、晩御飯を食べていたんでございます。

その日、カラスはよく飛んでおり、声からして野鳥先輩と思しきカラスも飛んでいました。

そんな時でした。

それは時刻6時手前ごろ、私はご飯をよそっていた時にです。

近くの木が少し揺れたんでございます。

風もないのになぜかと思って後から聞いてみたところ、

子供が投げた石が木に当たって、木が少し揺れたんでございます。

その木に止まっていたカラスは一斉に飛び立ち、野鳥先輩らしき鳥も飛ぼうとしたその時、例に漏れずぬっと飛び立とうとしたんです。

その時、他のカラスともみくちゃになって、木から落ちたような音、バサバサとした羽音と共に、子供たちの叫び声が聞こえたんでございます。

その声に混じって

『がぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!』

という鳴き声も聞こえてきたんです。

それはもう私は大爆笑しましたよ。えぇ。

その声は今も頭に残って離れません。

以上で話は終わりです。


え?

オチ?

そんなものがこの話にあるわけがないでしょう。

それでは私はこれで。


※この物語はフィクションです。

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野鳥先輩 リベンジ 御影 @ougasun

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