第4話・2 新世界にて(1)ー2
そう言えば、画面表示で見た私の装備の中にベルトポーチ2つとウエストバッグ、しかも全てインベントリと書いていた!
インベントリってあれだよね、アイテムボックスとかメニューから使える便利機能でゲームで使う、あると便利な謎空間に物を仕舞えるカバン。
ん、スキルで目録ってあったけどひょっとしてインベントリのこと?
選択しっぱいした?
まぁ今更よね、神域と比べたら神域の方が凄いし、インベントリのポーチも3つあるしね。
私がベルトをしているお腹のおへそあたりを見ると、ベルトの左右にポーチが2つ見えた。
大きさは横が17~8センチ、幅が3センチ程で深さは5センチぐらい。
蓋が内側から外側へ向かって開く様になっていて、蓋をベルトで止めるように出来ている。
材質は皮鎧と同じ黒い鞣した革で出来ている。
次に、両手を後ろにやって腰あたりをロープ越しに触ると大き目のカバンと言って良いようなウエストバッグがあった。
ベルトを外してポーチとウエストバッグを前に並べる。
まず左側にあったポーチから蓋を開ける。
中は小さな玩具のような棒やおままごとの道具みたいなお皿やナイフにフォークなどが入っている。
手を入れると、手が小さくなってびっくりした。戻すと元通りの手がでてきた。
手を目の前に持ってきてじっくり見てみるが、別に変わりないみたい。
もう一度、今度はゆっくり手を差し入れていく、蓋のあたりで手が小さくなっていく様だ。
見た目はそこに水面があり、光が屈折して見えている感じかな?
見た目以外は何の違和感も無い。
ポーチの中身を取り出して床に並べていく。
2m程もある槍(穂先は白銀色の金属、黒革の鞘付き、柄は黒っぽい何かの木)
白銀色の金属で出来た杖。
5本の鞘に入った赤いナイフ。
銀や白銀色の食事用のナイフとフォークにスプーンが数十組。
数十枚の銀や白銀色の金属で出来た皿や深皿。
同じく銀や白銀色の金属で出来た水飲用の取っ手の付いたカップも数十個。
数種類の木の蓋つきの鉄鍋。
以上が出てきた。
ポーチの中は、長さ2m以上、幅は60㎝ぐらい、深さは50㎝強の横に幅が広く底の浅い長持ちみたいな箱と言った具合。
白銀色の金属は私の錬金や付加の知識がミスリルとささやくが無視する。
(赤い金属は?魔銅?ヒヒイロカネ? by妹)
右のポーチからも出していく。
薬の瓶が数種類。
私の薬スキルの知識によれば傷薬、魔力を早く回復する薬、状態異常を治す薬、病気に効く粉薬や丸薬等、等々。
(修行で必要になるから良く作ったのよね by大姉)
疲労回復効果のある、色々な色の飴が入った缶が10個以上
全て出すと薬屋さんが開けるほどの量がある。
(瓶や缶があるって、もしかして板ガラスなどもあるかも? by妹)
ウエストバッグを見てみる。
背負う事も出来るようになっているが、背負ってしまうと取り出せ無い。
こちらはベルト2本で外側から開ける様に成っている。
早速開けて出してみる
着替えの下着類。
鎧下にもなる衣服数枚。
靴下数足、靴数足、手袋の予備数本。
金属や革、衣類の手入れ用品。
(裁縫は得意だし、火熨斗も使えるわ by大姉)
糸と布地が数種類。
薬を作るための道具一式と予備と材料複数。
錬金の道具一式と予備と錬金材料複数。
付与用触媒と魔法陣数種類。
財布にお金が幾らか。
(金貨33枚、銀貨33枚だよ by妹)
2国の身分証と通行許可証、魔術師認定書などの書類。
後雨具やテント。
(どちらも魔道具だね by大姉)
食料品と書かれた袋。
寝具用の毛布数枚とシーツにタオル類。
洗顔用具や石鹸、洗剤などの生活用品。
本数冊。
(魔術関係が5冊、付与関係が3冊、錬金術関係が3冊、医学関係が2冊、薬学関係が2冊、罠関係が1冊 by大姉)
筆記用ノート数十冊。
筆記用具数十本。
小箱が幾つか。
以上が入っていた。
幾つかあった小箱の中には釣り道具や生理用品も!
(これ、入りすぎだわ。特に最後の生理用品、まだ来てないから! by妹)
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