第9話 弟への感情 ベルセルク風

こんなに気になるのはライバル視しているからだろう。苦労しそうだと思えば喜び。というよりは俺より随分楽な子供時代を歩んでいるのに大人になっても苦労しないのは許せないのか。


いや、俺のこの苦労から学んで活かす生き方、姿勢の否定になるからだ。

俺より幸せになられると。

でも俺は今までの分、ここから爆発的に幸せになるはずだ。


いや弟が成功しようとこけようと、俺には直接関係はない。から

俺は落ち着いて自分の夢を幸せを追求するべきだろう。


弟は転勤がある。成長などは俺にとっては無いも同然だが。


弟の幸せを望めるくらい幸せになってでっかい男になれたらいいな。


邪魔だけはしない。今までもしたことないが。


許せない…! 何も攻撃を受けたことがないやつが、人のイジメを見て見ぬふりをして自分たちだけ学校生活を楽しんだ者が俺より幸せになるのは…!


でもほっといたら弟は幸せといっても平凡な人生を送るだろう。特に人生に発見をすることもなく。俺がそれよりさらに差をつけて幸せになればいいだけだ。

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