妃家の首飾り【改稿版】 序章(プレシーズン)
森山美央
プロローグ
■―緑の国 城の外 森の奥の崖
〈右腕には折れた矢が刺さり、さらに二本目の矢が身体に向かって飛んできて刺さった若者の姿。彼はそのまま、崖下に落ちていく。〉
若者(心の声)「……もう、これで命尽きるのか。ここに来て、なぜ、あの声に囚われる?優しい旋律の音色と共に……。ああ、また、この香りだ。この甘い香りに包まれながら、柔らかい腕に抱かれて、眠りについた昔を思い出す……。ほら、懐かしい声が呼んでいる。カノン、私のカノン、戻っておいで……と……」
プロローグ 終わり
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます