人生のあれこれについて

@TarteTatin123

行く当てのない旅

赤ん坊を拾った。子供の年齢はよくわからないのでそれを赤ん坊と呼ぶのか僕にはわからないが。おそらく自力で這ったりはしないだろうというような大きさの子供だ。僕は高校生くらいの子供で、中学生と小学校低学年くらいの男の子を連れてる。中学生が赤ん坊を抱いて、小学生は赤ん坊が喜びそうなおもちゃを探している。

僕はどこかでミルクか何か、この子が口にできるものを探さなければと考えている。それはとても困難なことに思えた。僕たち3人は行く当ても帰る場所もなくただただ歩き続けているだけなのだから。

いちばん年長者であるぼくが今後について考えなければならない。しかし考えても良い案は浮かばない。そして心配しているのは僕だけな気もするのだ。


そうしてぼくたち3人は4人になってもまだ当てのない旅を続ける。

行き当たりばったりに、ゆるゆると、これまで通り、大人たちに認知されない存在として歩き続ける。

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