多くの神話に於いて天（デーヴァ）と対応する神と言えば地（アースラ）です。

インド・アーリア神話に於いて悪神（ダエワ）、善神（アフラ）と立場に因って様々に語られる二神は他の神話でどのように登場するのでしょうか。

ウガリット神話に於けるアーシラトやアスタルトの配偶神とされるエルという神が手掛かりとなります。

ギリシャ神話に於いて原始の神として登場したエロスは、その系譜を不詳のままウラヌスの男根から誕生したアフロディテの子神として再登場します。

北欧神話に於いてアース神族として登場し、ゼウスと同一視されるテュールとトールはギリシャ神話でのエロスと真逆の扱いで登場する形になります。

これは他民族から見て二つの神族の区別が難しい事を意味します。

種族として語られるエルフとドワーフも同じ関係にあると言えます。

多くの幻想を破壊する事になりますが、はっきり言ってしまえばエルフとはアラブ系民族の事です。

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