—冴えない俺と隣のクラスの金髪ハーフがセフレになる話—

旭川

第1話 神なんていない、世界はいつも不平等だ

この世界はいつだって不平等だ。いつだってモテるやつはとことんモテて、モテないやつはとことんモテない。圧倒的後者な俺、宮下海斗は正直毎日にうんざりしていた。容姿にもトーク力もない俺は将来を見据えてひたすら勉強して異性にアピールするしかないだろうし…

高校に入ってからというものそんなことばかり考えるものだから、海斗は放課後毎日、日が暮れるまで教室に残って勉強をしていた。

とそんなネガティブなことを考えていると隣の教室から何やら怪しげな物音がする。

「まぁ、今日の分の宿題は終わって暇だし見に行ってみるか」

どうやら物音は隣のクラスから鳴っているようだ。ドアの隙間から覗き込んだ海斗は目を疑った。「なんで、こんな時間に水瀬がいるんだ?! し、しかも、下着姿で!」そう小声でいいながらその場から素早く去ろうとすると運悪く転んでしまった。

 「ガタンッ!」

「ひぇ! だれかいるのっ?」まずい水瀬に見つかってしまった。「あなた、隣のクラスの宮下くんよねっ!」「そうだけど、まてまて! さっきのは事故だったんだ。ほんの出来心で覗いちまっただけなんだ。」「あらそう…みられたにゃらは、は、話ははやいわね。」この動揺っぷり先ほどの行動にはやはり何かしらのやましいことがあったのだろう。「わたしね、さっきここでオナニーをしていたの!」「な! な、なんてこと言うんだ君は、異性の俺に向かっ—うんっ!」水瀬は俺の返答を待たずして、まるで喋らせないとでもいうようにキスをしてきた。普段こういった経験はもちろん、女の子とも話さない海斗にとってとても刺激的なものだった。「んっ! 水瀬いきなり何すんだよ! やめろよ!」「ふーん、宮下海斗くんねぇー 気に入ったわ。海斗に私のはじめてアげる。」

「何言ってんだよ! さっきからへ、変なことしてきやがって!」やばい、頭がぼーっとしてきた。「そんな強がりいうのはいいけど、カラダは正直よ、」水瀬とキスをしてからというもの、先ほどから下半身が熱くなってきている。

彼女の名は水瀬・ノア・リアム。名前からわかるように彼女はハーフだ。ぱっちりとした目、透き通る金髪から推測できるようにアメリカのハーフだ。彼女には他の同級生とは比べ物にならない発育の良さがある。特に胸の膨らみは他の生徒のソレと比べ物にならないほどある。おまけに陸上部に入っているため、その豊かな体つきはむしろ引き締まって見えて、いわゆるボンッキュッポンという言葉にふさわしい。そして、その美しい垂れ目の下にある泣きぼくろから「妖艶の金髪」なんて二つ名もついてたりしている。

そんな彼女がこの俺に今キスをしたのだ。熱い熱いキスを。俺は思わず口に出してしまった。「あー この世界は俺を見放していなかったのか」と「もしかして、海斗これが初めてのキスだったりして?笑 わかったいいよ

、今日は私がリードしてあげる。」水瀬の発言が図星で少し悔しくて、赤らめて下を向いてしまったが、水瀬は気にすることなく、俺の下半身に手を伸ばしてきた……

あー 世界は俺を見放していなかったんだ。


「海斗! それじゃあ、はじめるよ♡」


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