『第500弾!激論!ド~する?!異世界転移自由化を問う(田原総一朗100歳記念特別ゲスト:魔王)』
@hideboh
プロローグ
「ようやくこの日が来たか」
その男は昂っていた。
男はこれから、長年自身がMCを務める討論番組の記念すべき500回目の生放送の開場へと向かうのだ。
さらに偶然にもこの日、男は100歳の誕生日であった。
ここ数年は、さすがに高齢のため、深夜の長期収録は体に堪え、また耳も遠くなりはじめていたため、番組関係者や視聴者からも番組継続を不安視する意見も当然のように出ていた。
しかし、この男にはこの日を休む訳には行かない理由があった。
「やっと君との約束が果たせそうだ・・・」
アナウンサーは最後にこの男の名前を伝えた。
「そしていつものようにこの番組の司会進行はこの人、100歳を迎えてもまだまだ現役!田原総一朗さんです!!」
男は、ゆっくりとスタジオの喧騒に向けて歩を進め、つぶやいた。
「嗚呼、たしかあの日の光もこんな感じだったなぁ・・・」
まばゆい光が男を包んでいった。
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