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 今日の大学の授業で私は大学の教授というものを少しだけ理解した。大学に入る前の高校生の段階から軽く聞いていた話だが、大学の教授たちは“教える”ことが本職ではなくて“研究する”ことが専門である。小中高の先生とは違って教えることの専門家ではない。小中高の先生たちは教育学部や他の学部での教職課程を経て今の地位に至るわけだが、大学の教授たちは研究で今の地位にいるのだ。だから教えることがどれだけ下手でも大学の教授としてやっていくことは可能である。研究発表などがあるので人前で話すことが不可能というような人はいないはずなので適当に喋っていればどうにかならないこともない。

 今日の授業の先生は質量の“質”が何故か“盾”みたいな形になっていて独自だとは思うが漢字の改変が行われていた。これだけで十分板書を移すのに厄介なのだが、黒板の内容をあとから追加して書いていくのでスペースの関係上とてつもなく汚くなってしまう。上から順に書いてほしい。それと黒板にスペースがなくなると適当に黒板のスペースを探して書くのであとから見るとどういう順序なのか分からないような書き方になっていて迷惑でしかない。しかもそれだけ大量に書いておきながら生徒たちが書く時間をそれほど設けずに解説を少しだけする。書く量に対して話す時間があまりにも少なすぎる。ほぼ書いたことを元にして自分で学習しなさいと言っているのと変わらない。幾ら教えることが本職でなくてもテストを元に成績が出るわけだから最低限のところまではきちんとしてほしいなと思ってしまう。ノートの持ち込みがOKなテストが行われるというが、ノートをきれいに取ることはできないのでテストの前にでも再度ノートを作り直さなくてはならない。こういう余計な作業をさせる時点で相当下手な授業だし、生徒のことなど一切考えていないのだろうなと思う。

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