プロローグ
かつて。
この世界は3つの柱によって支えられていた。
絶対正義と純粋悪と人間的疑念。
正義の光は堕ち、純粋悪は笑い、人間的疑念は悩みながらも決断を下した。
この世界の明暗が決定した。
残ったのは不完全な一柱のみ。
残ったのは不完全な純粋悪だけが残った。
だが、その純粋悪はどこまで言っても純粋悪だった。
ただそれだけだ。
流れた血など気にしない。
長き時を持って幾度も行われた人類と魔族の戦いも、勇者と魔王の戦いも、弱肉強食というルールも、食事という行為も。
すべて関係ない。
すべて己が我儘のために。
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