エピローグ


 クチュ……クチュ……クチュ……。

 

 血の滴る音。肉のちぎれる音。


 クチュ……クチュ……クチュ……。

 

 肉を喰らう音。

 

 この世の……悪が、腐りきって堕ちた純粋悪の成り損ないが。

 

 確かに……鼓動し、動いていた。


「……ォ……ァ」

 


 



「ふふふふふ」

 

 

 



 狂気は世界に君臨し続ける。

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