第23話
僕は無事に材料を買うことに成功した。
……ふふふ……。
簡単に買うことが出来た!おばあちゃん様々である!
それにしても、金貨ってばあんなに高額なんだね。
あんだけたくさんの材料を買ってもなお余っているのだから。……僕割りと金貨持っているんだけど……もしかして僕は結構な金持ちなのだろうか?
たこ焼きは……うん。明日で良いかな。
今日は既にタコの刺し身をたくさん食べている。もう良いかな。
……あ、醤油とかあるかどうかも聞いておけばよかった……ソースとかマヨネーズがあるのならば醤油とかも普通にありそう……。
戻ろ……いや、今度でいいか。
それにしても……なんでソースとかマヨネーズがあるんだ?
ソースは確か……19世紀中頃のブリテンで、マヨネーズの起源が18世紀半ばのスペインにあったはずである……。
その味に関していえばソースもマヨネーズもひどく日本のものと酷似していた。
と考えるとこの世界にソースとマヨネーズがあることに疑問しか抱けないのだが……。
んー。この世界、僕以外にも日本人が来ているのだろうか?
まぁ、考えても無駄か。
もし、僕以外に日本人がいて、これらを普及させてくれたのならば感謝しなければならないだろう。
ふふふ……過去の日本人が色々な物を残してくれたのだ。
であるのならば僕も過去の日本人を見習って……これから来ることになるかも知れない日本人のために色々な料理を残していってあげよう。
別に日本人じゃない可能性もあるけど。
トルコ人のためにケバブ。
イタリア人のためにピザやパスタ。
フランス人のためにテリーヌやポトフ。
イギリス人のためにうなぎのゼリー寄せ、スターゲイジーパイ。
なんかも作ってあげよう。
「んー」
この後何しようかなぁ。
タコの刺し身を食べるのが楽しみすぎて、依頼は受けない!ってきっぱりと断言しちゃったんだよなぁ……。
普通に考えて一日中食べるわけがないじゃないか……依頼受ければ良かった……。
「ふー」
今日は適当に街でも見回ろうかな……。
買い物……は、良いや。うん。
さぁ!観光と行こうじゃないか!
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