第6話

掃除屋が2週間たって出所してきた、国選の弁護士にしてはよくやってくれたと思う。


「私ママ殺す」


「言うと思ったよ」


「これで私も最後にするから掃除屋さんも最後にしてね」


「わかったよ」


掃除屋との契約が済んだのであとはママを殺るだけ

ママが一人になる時間は把握していた。


スナックから帰る5分間だけ、その5分で殺れるかともおもったが

私なら殺れると思った。

人を殺るなら一秒あれば本気出せば殺せる、

掃除屋は本気出せば3秒で掃除ができると言っていたので

本当に似たもの同士だなと私は思った。


当日ママが一人になる頃

「ママ」


「ひさしぶりね」


「ここを出るんで挨拶しに来ようと思いまして」


「嘘ね、殺しに来たんでしょ」とままが袖から拳銃をだし

引き金を引こうとしたとき「危ない」と後ろからりえが包丁で

背中を刺しママは息をしなくなった。


掃除屋は掃除があるので興奮しているりえを自宅に連れて言った。

りえはゆうりを刺したが庇ってもらった恩があるはずだ。

りえの話を聞くとゆうりを刺したのもママで80万円で身代わりになったそう

借金があったりえはその金額で納得してしまった


「ろくでもないな」と掃除から帰ってきた掃除屋が言う

「りえちゃんはこれからどうするんだ??」


「わからないです」とすすり泣く

「お金もないし、頼りになる人もいないし」


「私達と一緒に来る??」


「どこいくんですか??}


「港があるところ、それしか決まってない、掃除屋が釣りしたいっていうから」


「漁師でもなって、人の代わりに魚でも捌こうかと、てか、掃除屋はやめろって」


りえは掃除屋の話を聞いて少し微笑んだ

「私も本当に行って良いんですか??」


「いいよ」とあゆみが微笑む


どうせ私達は犯罪者だ、犯罪者は普通の人にはなれない、犯罪者同士いたほうがみょもな人間になれる気がする。


これから3人の旅が始まる

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殺し屋あゆみ 興梠司 @asahina0606

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