二九話
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名前 如月 優斗
HP 23015/23015
MP 7018/7018
攻撃力 1057
防御力 1215
命中力 1005
魔法力 7018
所持スキル
【ダストボックス】レベル3【魔法作成】レベル5【超魔力】【慧眼】【隠蔽】【命中力上昇・大】【防御力上昇・大】【攻撃力上昇・大】【HP+23000】【MP+5000】
所持魔法
『エリクシルヒール』『カタストロフィ』『ディスペル』『レイン』『クリエイト』『アウェイク』『ラージスモール』『フローズン』『ワープ』『サイレント』『タライ』『スリープ』『クール』『ドライ』『バナナ』『ヘルファイヤ』『ディバインサンダー』『エターナルスノーデス』『アースデーモン』『フライ』『サーチ』『キュアー』『ゴシップ』『ガイド』『アバター』『ストップ』『コントロール』
所持装備
絶影剣
インヴィジブルジャケット
称号
《スキルコレクター》《マジックコレクター》《ドラゴンスレイヤー》《仮面の英雄》《食料の解放者》
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俺は『ラージスモール』で小さくした元巨人に対し、作ったばかりの『コントロール』の魔法で全ての教室に食料を運ばせ、一部を【ダストボックス】に入れ込んだところ、色々と上がったのでステータスを覗いてみたら結構な変化があった。
まず【ダストボックス】スキルのレベルが3になり、【魔法作成】スキルもレベル5になっただけでなく、《食料の解放者》という称号まで獲得した。
これは、食料を調理すると量が増えて、味も美味しくなるという効果なんだそうだ。へえ、中々いいもんだな。いちいち『ラージスモール』をやる手間が省けるってわけだ。
【魔法作成】のレベルアップで詠唱が速くなったこともあり、俺は目を覚ます効果の『アウェイク』と状態異常回復の『キュアー』を『エリクシルヒール』に入れ込むことに。
試しに詠唱してみたらそれでも3秒ほどしかかからなかったので問題ない。ちなみに俺の四色の攻撃魔法をブラックホールに放ってみたらどれも2秒くらいだった。
「――ユートさまっ、おかえりなさい! 会いたかったですぅー」
「ただいま、ラビ」
そのあと、学校の食糧難問題が解決されたことを見届けた俺は【ダストボックス】に戻って夕食を取ることにした。もちろんラビの手作りだ。
「はい、あーん」
「あ、あーん……」
「美味しいですか!?」
「滅茶苦茶美味しい」
「えっへん。実は、不思議なことに夕飯を作ったらおかずの量が増えたんですよ……」
「そ、そうか。俺にいっぱい食べさせたいっていうラビの気持ちが通じたのかな?」
《食料の解放者》の影響がかなり大きいと思うが、それは言わないことにしておこう。
「それは嬉しいですう。それじゃあ、ユートさま、残さず全部食べなさいっ」
「ははあ、ラビさま」
「はううっ、ユートさまをここに永久に閉じ込めたいです……」
「……ははっ……」
それにしても、ここは【ダストボックス】って感じじゃないな。レベル3になったことでさらに広くなってきたし、もう立派なマイホームだ。
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