魔王を倒し凱旋した勇者。が、王も凌ぐ栄光を恐れた者達によって毒殺された。親友とも言える勇者を毒殺され剣聖は狂乱し剣鬼となり果てる。その剣鬼の物語。重厚な物語でありながら、軽快な文章でさらりと読ませ、内容がすっと頭に入って来る。この手の作風にありがちな読みづらさが一切無い。一気に読み終えることが出来る一品。ダークファンタジーが読みたいけど、余り無いなぁと思ってる貴方。是非、御一読を。心が滾る時間を過ごせますよ。