第2話 入部

月曜日、教室に入ると、あかりと琴美に声をかける


「おはよ~」


あかり「あっ、唯依。おはよ~。部活決めてきた?」


「うん、いろいろ考えたけどパソコン部にしようかな~って、入って嫌だったら辞めたら良いかなって」


琴美「そうだね~、別に必須ってわけでもないしね」


朝の雑談をしていると、チャイムがなりSHRが始まる


五反田「これから、部活の申込書を集めるぞ。部活をしない者は提出しなくて良いからな。」


部活に入りたい生徒が、ぞろぞろと先生の立っている教卓に申込用紙を持って行く


五反田「他にはいないな~、あとから入りたい者は、自分で顧問の先生まで持っていくように。放課後までには、各顧問の先生方に申込書を渡しておくから、放課後各部に行くように。」



SHRが終わり、授業が始まる。6時限目が終わり、唯依は部室に向かっていく。


部室の前につくとドアが開いており、少し緊張しながら中に入っていく。


「お邪魔します」


部室の中には6人ほど生徒がいて


田中「こんにちは。新入部員の岡田さんかな?さあ、中に入って」


「はい」


誘われるまま、部室の中程まで入っていく。


田中「えっと、これで全員かな。先生は来てないけど、自己紹介から始めようか。まずは、僕から。コンピューター部の部長をやらして貰っている、3年の田中 誠 です。よろしく。」


部長が次々と部員を指名する。


北村「3年の北村 裕哉です。よろしく」


山根「2年の山根 慶太です。よろしくお願いします」


藤田「2年の藤田 空です。副部長やってます。」


新井「2年、新井です。よろしく」


田中「次は、新入部員の2人、自己紹介よろしく。」


坂田「1年1組 坂田 隆司です。よろしくお願いします。」


「えっと、1年3組 岡田 唯依です。よろしくお願いします。」


一通り自己紹介が終わると、部長が


田中「えっと、顧問は世界史の井上先生です。今日は職員会議こられないので、まあ滅多にはこないけど・・・と、まあ、人数は少ないけど新入部員が来たと言うことで、これから歓迎会を始めたいと思います。」


部室の中になぜか応接セットがあり、机の上には、ジュースとスナック菓子が積み上げられている。


田中「二人とも、こっちに座って」


3人掛けのソファーに座るように促され、二人とも座る。

みんなの紙コップにジュースをつがれて、部長が


田中「新入部員の坂田くん、岡田さん、コンピュータ部にようこそ、これからよろしく。かんぱ~い」


みんな、静かに乾杯をしてお菓子を摘まみだす。

しばらく無言の状態だったが、部長が


田中「坂田くん、君はどうしてこの部に入ろうと思ったのかな?」


坂田「えっと、プログラミングに興味があって、簡単な物は書いたことあるんですけどもっと出来るようになったらいいなって思って入りました。」


田中「そっか、プログラムは北村と新井が詳しいかな、いろいろ聞いてみると良いよ。岡田さんの入部動機は?」


「私は・・・中学時代は陸上部に入っていたんですけど、親の転勤でこっちに引っ越してきて、陸上続けようかとも思ったんですけど、文化系も良いかなっておもって。パソコン買ってもらったし、すこしコンピューターが使えるようになったら良いなって思って入りました。」


田中「パソコンの事で、わからないことあったら、聞いて。誰かがわかると思うから。あと、部室の事と部活内容の事を、話さないといけないか。

まず、部室だけど、広いだろ、ここ。もともと、写真部と共同で使っていたみたいなんだけど、写真部が新しい部室を手に入れて引っ越したんだ。

まあ名残としては、そこにカーテンがあるけど、カーテンを閉めたら暗室になるんだ。

カメラがデジタルになったから今は使われてないけど、このソファーは結構前からあるみたいだけど、もともと校長室にあった物らしい。

パソコンは使い古しだけど人数分はあるから、卒業までは専用で使えるかな。

パソコンは、二人とも初期化からやってみようか。

あと、そこの棚にパソコンが並んでるけど、みんなんのデータを入れる為のサーバーだ、他には・・・・そこの棚には、周辺器機やパーツとか入ってる。

あっ、あまり大声では言えないけど、棚の下の段には漫画があるから、自由に読んで良いから。

まあ、あまり新しいのは無いかもしれないけど。

部室についてはそんな感じかな。

あとは部活内容だけど、この部では、学校のHPを管理してるんだ、って言っても生徒会や他の部活から依頼された物の更新だけど、それと写真部からたまに画像の編集とか頼まれることもあるな。

HPにのってる画像はほとんど写真部が撮ってきた物だしな、以前はプログラムのコンテストみたいなのにでてたこともあるみたいだけど、最近はそういうのがないから、のんびりとやりたいことをやってる感じかな。」


唯依は部長の説明を聞きながら、部室を見回していた。

ふと、向かいに座っていた新井先輩の視線が膝のあたりに向いているのが気になり、視線の先をみるとスカートがずり上がっていて膝小僧がでていた。


『先輩、スカートの中見てる?見えてるのかな・・・足閉じてるから見えないと思うけど・・・緊張してきた・・・』


新井先輩にスカートの中を覗かれていると思うと、余計に意識してしまいそわそわしてしまう。


部長の説明が一通り終わり雑談や質問などが続く。

30分ほどして、唯依は立ち上がって、


「お手洗いに行ってきます」


そう言って、部室から一番近いトイレに向かう。

唯依が部室を出て行くのを見ながら、


田中「そろそろ、片付けようか」


そう言うと、みんな立ち上がり、空いたお菓子の袋やペットボトルをゴミ袋に入れて片付け始める。


木村「やっぱり、女子がいると良いな~」


山根「ですよね~、今までいなかったし。普段女子と話すこと無いし」


他の部員は、ウンウンとうなずきながら片付けている。


トイレの個室に入った唯依は、


「ふぅ~、見えてないと思うけど・・・やっぱり、男子は見たいのかな・・・」


用を足したあと、鏡の前で制服を整えて、部室に戻ってくる。

綺麗になったテーブルを見て


「あっ、終わったんですね。すみません、片付け手伝えなくて」


田中「おかえり、大丈夫だよ。その代わり、ゴミ出し、坂田くんと一緒にダストボックスまで持っていってくれるかな?」


「はい、わかりました。坂田くん、捨てに行こ」


坂田「う、うん」


二人で一個ずつゴミ袋を持ち、ダストボックスがある校舎裏に向かう。


「ねえ、坂田くんってパソコン詳しいの?」


坂田「まぁ、そこそこ」


「そうなんだ~、いいな~、わからないことあったら教えてね。これから、よろしくね」


坂田「う、うん。よろしく」


ゴミを出し終わり、部室に戻ってくると、スマホが三脚にセットされており


田中「お帰り、二人とも、ちょっとこっちきて、みんなで写真撮ろう」


「はーい」


全員で、カメラの前に並んだところで


田中「とるぞ~、はい、チーズ」


「きゃっ、痛~い」


リモコンでシャッターを切る瞬間、唯依がポーズをとろうとしたのかよろめいて尻餅をついている


田中「おいおい、大丈夫か?」


「す、すみません。大丈夫です。ありがとうございます」


苦笑いしながら、差し出された部長の手を握り立ち上がる。


田中「もう一回とるぞ、岡田さん、今度は転げないようにな」


みんなが笑っているところで、リモコンでシャッターを押す。


部長が、スマホを手に取り、先ほどの写真を確認する。


田中「よしよし、ちゃんと撮れてる。ん?」


部長が驚いたあとににやついてる事に気がついて


北村「どうした?なにかあったのか?」


田中「いや、だ、大丈夫。まあ、あとで」


スマホをしまい、時計を見ると夕方5時をまわっている。


田中「今日は、これでみんな終わろうか。坂田くん、岡田さん、終わってかえって良いぞ、あと閉めて帰るから」


「はーい、お疲れ様でした。失礼します。」


唯依と坂田は自分の荷物を持って、部室を後にする。


北村「おい、田中。さっきは何を見てにやにやしてたんだ?」


田中「あぁ、これだよこれ」


唯依が尻餅をついた場面の写真を見せる。

そこには、白にピンクの斜めのストライプが入ったショーツが写っており、


北村「おぉ、岡田さんのパンツ丸見えじゃないか、俺にもくれ」


山根「えっ、せ、先輩。僕にも下さい」


田中「わかった、まぁ待て、みんなに送ってやるから」


スマホを操作して、みんなのLINEに写真を送る


山根「来た~、うわぁ、生パンじゃないですか、最近の女子はみんなスカートの下短パン穿いてるのに。」


北村「だよな~」


田中「そろそろ、部室閉めるぞ」


部長の一言で、みんな帰り支度を始め、荷物を持って部室を後にする。


部長の田中が部室の鍵を閉め、北村と一緒に帰路につく。


北村「いや~、でも良かったな。新入部員がいて、それも女の子いるし」


田中「ああ、とりあえず来年までは存続出来るかな。岡田さん、天然なのかな?」


北村「どうだろう、まあ、今日だけじゃわからないけど、今後楽しみだよ。」


田中「だよな~、そうだ、裏LINEグループ作るか?岡田さんの」


北村「いいね~、でも、LINEはまずいな、何かあって通報されたら、LINE自体使えなくなるから、裏掲示板作ろう、俺が海外サーバーで契約してるところなら、大丈夫だ、明日には使えるようにしとくよ」


田中「了解、たしかにLINE使えなくなったら困るしな、間違えて送って、ばれたりしたら大変だ」


北村「だろ?でき次第アドレス教えるよ」


田中「了解、他の連中はどうする?」


北村「そうだな~、掲示板が出来てから考えよう。」


田中「了解、まあ写真はさっきのしかないから、これからか。あっ、おれこっちだから。じゃあ、また明日」


北村「おう、また」


『あ~あ、今日は失敗しちゃったな~。写真撮るときにこけるなんて、ドジな女の子って思われてないかな~』


唯依は帰りの電車の中で、一人外を眺めながら写真を写すときに尻餅をついたことを気にしていた。


『でも、みんな優しそうな人たちで良かった~、ちょっとオタクっぽい人もいたけど』

駅に着く頃には、辺りは薄暗くなっていた。隣の家の前まで来ると、翔くんが犬を連れて出てきて


「翔くん、こんばんは。これからこてつの散歩?」


翔「こんばんは。はい、散歩に行ってきます。」


「私も一緒に行って良い?ちょっと待ってね、鞄置いてくるから」


そういうと、小走りに家に帰り、玄関に鞄を置いて急いで戻ってくる。


「お待たせ~、行こっか。リード持って良いかな?」


そういうと、リードを翔くんから受け取り歩いて行く。


「毎日散歩偉いね。いつもこの時間なの?」

翔「いつもこれくらいかな?夏はもう少し遅いかも。」


「そうなんだ」


たわいの無い話をしながら、30分ほど犬の散歩につきあって、家の前で別れる。


「また、散歩につきあっても良いかな?」


翔「う、うん。」


「ありがとう、じゃあね~」


そういうと、唯依は家に入る。


「ただいま~」


ママ「お帰り、遅かったわね」


「うん、今日から部活だったから、着替えてくるね」


そういうと、自分の部屋に戻って部屋の電気をつけ、早速パソコンを立ち上げる。

カメラを起動し翔くんの部屋の様子を伺う。

しばらくすると翔くんが部屋に入ってきて、


翔「あっ、お姉さんの部屋の灯りが点いてる。もしかして、これから着替えるのかな?」


電気をつけずにこちらの様子を見ている。


部屋に翔くんが入ってきたのに気がつき


「戻ってきた。こっち覗いてるけど期待してるのかな」


カメラを録画状態にしてから立ち上がり、ゆっくりと翔くんから見える位置に移動して、クローゼットを開け、ジャケットを脱いでハンガーに掛ける。


『ドキドキしてきた』


そばで見ると顔を真っ赤にして、顔がこわばっているが翔くんからは覗えない。

ゆっくりと、スカートを脱ぎ、ハンガーに吊して、ブラウスのボタンを外していく。

翔くんからは白いショーツを穿いているのが見えている。


翔「すげ~、今日も着替えだした。ちんこがや

ばい。今日は白い下着」


ズボンから勃起したペニスを取り出し、唯依の着替えを覗きながら自慰を始める。


『翔くん、見てくれてるのかな・・・』


翔くんにわざと見せているのを気づかれたくなくて、唯依は窓の方を向けないでいる。

翔くんに背中を向けたまま、ブラウスを脱ぎ、白色のキャミも脱いで、下着姿に、


翔「お姉さん、凄い。前向いて前・・・あぁぁ・・・」


翔くんはこっちに向くように祈りながら、ペニスをシコシコとしている。


『ドキドキする・・・落ち着いて・・・』


緊張のあまり、その場に崩れ落ちそうな感じになるのを抑えて、ゆっくりと下着姿のまま部屋の中を歩いて、ベッドの端に置いてある部屋着を取りに行く。


翔「やった・・・白じゃ無くてピンクのストライプ・・・あぁぁぁ・・・逝きそう・・・」


唯依は手に取った部屋着をゆっくりと着てから、翔くんから見えない位置にあるパソコンの前に座る。


翔「あっ。だ、だめ・・・出る・・・」


ティッシュを持っていなかった翔くんは、射精する瞬間に、慌てて皮の先を持って精液がこぼれないように抑える。


翔「やばかった、ティッシュ、ティッシュ」


ティッシュに出た精液を出して、綺麗に拭き取る。


翔「あぁ~、気持ちよかった・・・気がつかれないようにしないと」


翔くんがティッシュで拭いているのをカメラ越しに見て


「今日も翔くんのおかずになっちゃった・・・」


ショーツの中に手を入れて自分のを確認すると


「濡れてる・・・翔くんに見られて・・・あっ・・ん・・・」


そのまま自分も自慰をしたかったが、先日ママに気づかれそうになったのを思いだし我慢する。



その日の夜、録画した翔くんの様子を見ながらショーツの中に手を入れて


「あぁ・・・翔くんもオナニーしてる・・・あっ・・・ダメ・・・・そんなに見ないで・・・」


見られていると想像すると、どんどんとおまんこから、愛液があふれてきて


「あぁ・・・あっ・・・・ダメ・・・逝っちゃう・・・・っクぅっ!!!!あ・・・っ・・・はぁはぁはぁ・・・」


自慰の余韻に浸りながら、視られたい欲求が少しずつ強くなっているのを感じている。

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