第4話ピーキューお料理教室

「さっ、今日も始まりました。ピーキューお料理教室のお時間です。それでは本日の先生をお呼びします。ランボー先生です」

がたいのいい、男が頭にバンダナを巻き上半身裸で現れた。

「ランボー先生、それではお願いします」


ドゴッ!


ランボー先生は司会者を殴った。

「って~、何をするんですか。ランボー先生!」

「痛みを忘れるんだ!」

「何を言ってるんですか?」

「本部からダラスへ」

「もう、そんな茶番はいいですから、料理の方を……」

「今日はイノシンだ!昨夜、山で仕留めてきた」

「では、先生ぼたん鍋ですか?」


バキッ!


「あばばば、って~」

「痛みを忘れるんだ」

「あ、アゴが外れ、まし、、た」

「もういい。大佐の元へ戻る」

スタッフがランボー先生を止めた!

「先生、一応、レシピだけでも」

「……レシピ?何の?このイノシンの大腿部は生でいける」

この日の収録はお蔵入りになった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る