自分ではプレイスキルや時間が確保できなくて諦めていたSF洋ゲーの読みやすいリプレイを読んでいる気分で楽しめる作品であった。

しっかりとこの手の作品に期待されるお約束（宇宙海賊・デブリ・補佐する女性AI）も抑えており、視点がぶれず文章も安定していて非常に読みやすかったように思う。

作者の前作（木村吉清）も面白かったが、本作は更に文章が洗練されていて非常に好感を感じられた。

次作（武田義信）も楽しめる作品であるが、ぜひ本作も第1章完結で終わらず第2章へと続く事を期待したい。

改修、改造はお手の物。
ドンドン手を広げて成りあがっていく物語かな。
マイペースっぽいけど優しさも持っている普通の感覚の一般人っていう感じ。
でも、ある面、天才。
私には、機械やプログラムといったハートソフトを自由に駆使するだけでなく、宇宙を舞台にして主人公が様々に人生経験していくところが面白い。

出だしは面白いが、後で詰まりそうな内容。
バランスよく、話を作っていけば人気間違いなし。
似たようなもので、つまらなくなったものもあるので要注意。
それでも、見る価値はある。
今後に期待。