もう誰にも見えないなら
空
春、旅立ち
「色々あったな」と
その色々を語るには
僕の言葉じゃ言い足りないよ
それぐらい沢山の事があった
誰も信じられなかった僕は
それに似合うだけ沢山の人を傷つけた
その分だけ僕も傷ついてきたけど
その罪悪はきっと一生付きまとう
そう言う僕もとうとう見送られる側か
人に褒められる人生なんかじゃない
それでもこんな日がくるなんてな
その日常の先が今日って訳か
「こんな人生も悪くない」
なんてまだまだ言えないけどな
きっと多分そう言える日は来ない
それでも
過去の後悔が
今日の僕を形作ったのは間違いない
それなら今日のところはそれで良いか
相変わらず出来損ないの僕だけど
そんなことを唯一人思ってたよ
誰の見送りもない駅のホームで
それもなんだかお似合いじゃないか
これからの僕の始まりとしては
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます