君と会えて良かった

時計の針が 戻ろうと

あすの自分が 死のうとも

僕はまた 同じ道行く

君と出会えた 道だから

後悔なんて しないんだ

君の笑顔が 眩しくて

僕の世界は 光満ち

二人合わせて 手を繋ぐ

例え勇気が 尽きようと

例え冬だけ 続こうと

僕ら二人は 暖かく

世界を包んで 始めるよ

新しい世の 始まりを

二人だけでの 世界だよ

アダムとイヴが 居なくとも

僕たちが 一つのリンゴ

食べずとも 世界は回り

走り出す。


憎しみだけの 世界でも

愛なく一人 友居なくとも

それが世界の 始まりでも

僕は一から 創り出す

泥の人形 命込め

友達とする 寂しさよ

例え君らが 死のうとも

僕は泣かない 涙は何の

ためにある 喜びのため

嬉しい時に 泣くものだ。


二〇二二・五・一 記す


BGM: ゆずれない - 藤川千愛


献辞

細美さんへ捧ぐ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る