第10話 プチ旅行
そうして何も出来ず2年が終わった。
僕達はもう高校三年生になった。
そろそろ進学や就職のことを頭に入れていかなきゃいけない時期になっていた。
そうして僕は夜行バスに2人で乗って移動していた。
今はオープンキャンパスに行く途中のバスに乗っている。
もう1人は僕のクラスで仲良かった七海と一緒に行くことになったので、2人になっている。
女子とふたりで遠出することが初めてな僕はバスで寝ることも出来ずに1人ずっと窓の外を眺めていた。
東京につきまず疲れきった体を伸ばしてリラックスしていた。
そしたらいきなり腰を殴られたので僕は
「いてぇよ何するんや。」
と殴ってきたそいつにいった。
「そこにちょうどいい殴りやすい腰があったからやじじい」
と七海はそう言いながら笑っていた。
僕らはいつもこんなことを繰り返しながら生活していた。
そこから電車に乗り専門学校までむかっていた。
専門学校の授業はさすが栄養学を学ぶ所だなと思った。
専門的な用語や授業内容でとても難しくそれでも先生の教え方がうまくとても分かりやすかった。
オープンキャンパスが終わり僕らは電車に乗っていた。
電車の中で色々な話をしていた。
将来のことや3年生での生活など明日のことなど話題が尽きることがなかった。
その後僕らは泊まる予定のホテルにつき部屋に行った。
もちろん別室だ。
さすがに、男女2人きりで同じ部屋で泊まるのは何かあった時に困るのでやめておいた。
そしてベッドにつきゆっくり目を閉じた。
次の日僕らは少しだけ観光ということで色々見て回っていた。
気付けばもう電車の時間だった。
僕は急いで電車にむかった。
七海は親が迎えに来たらしく、そこで別れた。
僕はこの2日間2人で一緒にどこか遠くの場所に行ったり観光したりしたことが少しだけ幸せだった。
3年生でもこんなことできたらいいなとおもっていた。
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