第4話体育祭 中編
体育祭1日目 種目ドッチボール
いよいよ体育祭最初の種目が始まろうとしていた。
僕のクラスは運動部が少なくもちろん負けるのだが、それでもみんなと一緒に楽しくできてるのは少し楽しかった。
そんなことを思っていると何やら外野側が少し騒がしなっていた。
原因は僕のクラスと相手のクラスで揉め事が始まっていたのだ。
喧嘩の火種は僕のクラスの1人が相手のクラスを必要以上に煽ったことがきっかけだった。
煽ったそいつは小学校から知っていたが、あまり好印象ではなかった。
そうして僕は止めに入り喧嘩は一時落ち着いた。
問題を起こしたそいつはその場からもう消えていた。
代わりにクラスの数人で相手のクラスに謝りに行った、相手のクラスには知り合いがいたため穏便に済んだのだが生徒同士だけで収まる話では無くなっていたので僕は先生から呼び出された。
喧嘩のことを詳しく話すと担任はため息をつき放送でそいつを呼び出していた。
クラスの陣地に戻るとみんなの空気が重くなっていることに気付いた。
それはそうだ1人のせいでクラスの全体の印象が下がったのだから。
入学当初は色んな人に明るく振舞っていたが今日で化けの皮が剥がれたと言っても過言ではなかった。
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