それでもまだ君を、
@ka_fu
第1話プロローグ
「ごめん、、、理由は言えないけど付き合えない」
高校3年生僕は好きな人に振られた。
中学校を卒業して近くの高校に入学した。
地元の高校に入学したから同じ中学の人も多くて少しだけ安心した。
ただこの時の自分の心情としてはあんまり目立たないように生活を送ろうとそう思ってた。
入学してすぐは少しだけ憂鬱になってしまう。
なぜならクラス全体で自己紹介などをするからだ。
「じゃあ出席番号順に名前、出身中学、特技、趣味紹介してって。」
少し若めのちょっとイケメンの担任がそう言ってきた。
僕の出席番号は最後から3番目、何を言おうかひたすら迷った。あまり目立ちたくないのでどうすれば目立たない自己紹介ができるのかと、そんなこと考えている間に自分の番が来た。
「出席番号26番二浦高人です。5中から来ました、趣味と特技は両方バスケです。よろしくお願いします。」
我ながら普通の自己紹介ができたと思ってる。
それから休み時間に入り、クラスは少し騒がしくなった。
みんな友達を作ろうと必死になって声をかけていた。
そんな中自分はただ机に座って窓の外の景色を見ていた。
外の景色は家が並んでいて家の間から桜が見えて少し綺麗だった。
そうして僕の高校生活の3年間が始まった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます