それでもまだ君を、

@ka_fu

第1話プロローグ

「ごめん、、、理由は言えないけど付き合えない」


高校3年生僕は好きな人に振られた。


中学校を卒業して近くの高校に入学した。

地元の高校に入学したから同じ中学の人も多くて少しだけ安心した。

ただこの時の自分の心情としてはあんまり目立たないように生活を送ろうとそう思ってた。


入学してすぐは少しだけ憂鬱になってしまう。

なぜならクラス全体で自己紹介などをするからだ。


「じゃあ出席番号順に名前、出身中学、特技、趣味紹介してって。」


少し若めのちょっとイケメンの担任がそう言ってきた。

僕の出席番号は最後から3番目、何を言おうかひたすら迷った。あまり目立ちたくないのでどうすれば目立たない自己紹介ができるのかと、そんなこと考えている間に自分の番が来た。


「出席番号26番二浦高人です。5中から来ました、趣味と特技は両方バスケです。よろしくお願いします。」


我ながら普通の自己紹介ができたと思ってる。

それから休み時間に入り、クラスは少し騒がしくなった。

みんな友達を作ろうと必死になって声をかけていた。

そんな中自分はただ机に座って窓の外の景色を見ていた。


外の景色は家が並んでいて家の間から桜が見えて少し綺麗だった。


そうして僕の高校生活の3年間が始まった。

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