1章63 『母を探す迷い子』 ⑥


 希咲は砂浜に膝をつき、上架された船を見上げている。


 この無人島に来る為に希咲たちが利用していたもので、そして今から美景に戻る為に利用しようと考えていた船だ。



 その船は無惨に破壊されていた。



 船体は引き裂かれて外装には何ヶ所も穴が空いてしまっている。


 当然この状態では海に出ることなどは不可能で、美景に戻る唯一の手段が失われてしまったことに希咲は絶望してしまった。



「――どうした七海っ⁉」



 背後から声をかけられるが希咲はそれに反応することが出来ない。



「何があった⁉」


「――ぶふぅっ⁉」



 すぐ側まで駆け寄ってきた天津はここまで背負って運んできた望莱を砂浜に放り捨てて、へたり込む希咲の顔を覗き込んだ。



「まどか……」

「どうしたんだ?」


「ふねが……」

「船……? これは――っ」



 頼りない手つきで希咲が指差した先を見て、天津は驚きとともに状況を察する。


 そしてすぐに希咲の細い身体を抱きしめた。



「落ち着け」

「でも、あたし……」


「大丈夫だ。私が見てきてやる。お前はここで座っていろ」

「まどか……」



 心ここにあらずな彼女を落ち着かせ天津は船の破壊跡の検分に向かう。



 ポツンと残された彼女のもとに、今度は起き上がってきた望莱が近寄る。



「これは酷いですね」


「みらい……、どうしよう……?」


「落ち着いてください」



 天津と同じ言葉をかけて望莱は希咲の正面に膝をつく。


 そして彼女の両肩に手を置いて、揺れる瞳としっかりと視線を合わせた。



「いいですか? 外側の損傷は直せます。ここには素材になるものが多分いっぱいあるので。七海ちゃんなら直せますよね?」


「直す……あっ――そ、そうか……!」


「問題は“中”です。中身に関しては直せないかもしれない。だから、まずはそこの状態を確認するべきです」


「中身……、あ、機関部――っ!」



 望莱の言葉にハッと顔を上げて希咲は立ち上がって走り出す。


 船体の傷の前に立ち、鋭い目で空いた穴を睨んでいる天津の横を通り抜けると、希咲は高く跳躍し船の中へと入っていった。



 その姿を見送った望莱は、ワンピースの裾から出る膝についた砂を払いながら立ち上がる。



「さて、これでどうなってしまうんですかね……」



 小さなその呟きは風に攫われる。


 その言葉が届けられる先に誰が居るのかは知れない。


 不穏な空気の海辺で白いワンピースが風に揺れた。







「――じゃあ、オジさんに聞かせてごらん?」



 噴水の縁に座った水無瀬の前に立ち、スーツを着た中年男性は尋ねる。


 当然ながら水無瀬にとってこの男性は知らない人だ。



「あ、あの……、私……」


「いいんだよ? ゆっくりでいいから落ち着いて話してごらん?」



 慌てて涙を拭った水無瀬が言葉に詰まると、小太りの中年男は優しげに気遣う。


 口調も表情も柔らかいものの、それは顔の造りや風体のせいなのか、どこか浮かべる笑みに如何わしさを感じさせる。



 しかし、ぽやぽや女子である水無瀬さんは人間の――特に男性の欲望などには全く見識がないので、そういったことを気にすることもなく質問に答えようとする。


 見ず知らずの人間に対して自身の状況を一生懸命説明をしようとするが、口を開こうとするとポロポロと涙が零れてきてしまい、なかなか言葉にならない。



 男性はそれに焦れた様子もなく、安心させるようにニコっと笑うと水無瀬へ未使用のポケットティッシュを差し出した。



「使うといいよ」

「あ、あの、ごめんなさい……」


「いいんだよ。いきなり喋らせようとしちゃってオジさんの方こそ悪かったよ。許してくれるかい?」

「は、はい。もちろん、です……」


「じゃあ、そうだね。キミは落ち着くまで無理して喋らなくてもいいよ」

「で、でも……」


「なぁに、オジさんはこういうのは慣れているんだ。謂わばプロ――というやつだね」

「そうなんですか……? すごいんですね」


「それほどのことでもないよ。だからね、代わりにオジさんが喋るから、キミは首を縦か横に振って答えてくれるだけでいいよ。それなら頑張れるだろう?」

「は、はい」



 言葉どおり慣れた様子で水無瀬を誘導し、男はチラリと水無瀬の胸元に一度目を遣ってから質疑を開始した。



「――で? いくらなんだい?」


「えっ?」



 しかし初手でミスり、意味が通じなかった水無瀬さんはコテンと首を傾げてしまった。


 男は慌てて取り繕う。



「おっと間違えた! オジさんつい気が逸って間違えちゃったよ! ごめんねぇ」


「あ、いえ、だいじょうぶです」


「そうかい。それはありがとう。じゃあ、そうだね。キミは今困っている。そうだね?」


「あ、はい。そうなんです……」



 コクコクと頷きながら水無瀬は答えた。


 男はニヤリと笑う。



「経験豊富なオジさんが見るに……、キミは行く場所がない。そうだね?」



 少し驚いた顔をしてから水無瀬は慌てて首を縦に振った。



「そうかぁ、それは悲しいね。おまけに、今日は学校を飛び出してきちゃったのかな?」



 連続して言い当てられると水無瀬はさらに驚き、首を振ることを忘れてしまう。


 だが、男は彼女のその仕草から正解であると察した。



「なんでわかったかって? キミは制服を着ている。だが荷物がない。片っぽだけの靴は、それは上履きだね? 靴下の汚れ具合から見ると、ついさっき裸足になってしまったというわけでもなさそうだ。おまけに、その靴下には土が付いている。この辺りの道は全部舗装されているからね。結構な時間と距離をそのままで歩いてきたんじゃないのかな? これらのことから考えると、何か突発的な出来事があって飛び出してきた可能性が高いと考えられる。どうかな?」


「す、すごいです……っ! 私、学校から出てきちゃって……」


「そうだったんだね。それはとても悲しいね。そして、キミの手の中にはスマホが。なのにそんなに悲しい顏をしているってことは、今すぐに頼れる友人なども居ないことが考えられる。よって、キミには行き場所がないんじゃないかなとオジさんは思ったのさ」


「そ、そうなんです……。なんでわかるんですか? すごいです」


「フフフ……、言ったろ? オジさんはプロだって。こう見えてね、若い女の子にはオジさんは詳しいんだ。特にJCやJKにはね……、ククク……」



『すごいすごい』と褒められて気をよくしたオジさんは怪しげにほくそ笑む。それからJKのスカートの下の膝小僧を見てベロリと唇を舐めた。



「それに……、これはオジさんの勘なんだけれど。キミには帰る場所もない。もしかしてそうなんじゃないのかな?」


「あっ……」



 何でも言い当てるオジさんの凄さに驚いて気が紛れていたが、最後にそれを言い当てられると水無瀬はハッとし、再び顔を曇らせた。



「言わなくってもいいんだよ」


「いえ……、私、お家に帰りづらくって……」


「フフフ、いいんだ。家に帰りづらい。帰れない。帰る場所がない。キミくらいの年頃の子にはよくあることだよ」


「……そうなんですか?」


「そうだよ。オジさんはね、そういう子たちには詳しいんだ。よく会うからね。大丈夫。キミだけじゃないよ。他にもそういう子たちはいる。だからそんなに落ち込まなくてもいいんだよ」


「…………」



 男の慰めの言葉に、だが、水無瀬は変わらず浮かない顔のままだ。


 男の方も、特にそれに何か表情を変えるでもなく、変わらない笑みを浮かべたまま話を続ける。



「だからね、つまり、キミは困っているんじゃないかな?」


「はい……、私、困っちゃってます……」


「フフフ、やっぱりね。そうだと思ったんだ」


「あの……、それで、どうして私に……?」


「それはもちろん、さっきメッセージで伝えたとおり、キミを助けるためだよ」


「えっ……?」



 どこか話に食い違いを感じるが、男がそのまま話し続けるので水無瀬は即座に指摘することは出来なかった。



「僕はね、困ってる女の子を助けるプロなんだ。だからキミとそういう約束をしてここで待ち合わせをした。そうだろ? レイラちゃん」


「あ、あの……、私レイラさんじゃ――」


「――まぁまぁ、わかってるよ。条件だろう? そういう細かい話をここでするのもなんだ。いい場所をとってる。とりあえずそこへ行こう」


「え? あ、はい……」



 人違いだと伝えようとしたが相手の勢いに押されてしまい水無瀬は素直に頷き立ち上がろうとする。


 しかし、その寸前でハッとした。



「あ、あのっ……!」


「ん? どうしたんだい?」



 余裕たっぷりの仕草で聞き返す男にどうしても確認しなければならないことが出来た。



「あの、もしかしてなんですけど、着いてきて欲しいってことですか?」


「もちろん。その通りだよ。じゃないと助けてあげられないからね」


「やっぱり……」



 即答で肯定されたその答えに水無瀬は顔色を悪くする。


 そして頭の中に大好きな親友である七海ちゃんのお顔が浮かんだ。



『いい? 愛苗。もし知らないオジさんに「着いてきて」とか言われても絶対に着いてっちゃダメよ』



 過去に彼女にこう厳重に注意を受けていたことを思い出した。


 そして同時に、そんな時にどうしなければならないかも言われていた。



 水無瀬は慌てて制服のポッケから彼女に貰ったものを取り出す。



「あ、あの、ダメです……っ! これを押します……っ!」


「そ、それは――っ⁉」



 水無瀬が手に持って突きつけた物を目にして、これまで余裕のある態度を崩すことのなかった中年男はビックリ仰天した。


 水無瀬が取り出した物は、希咲が望莱に頼んでオーダーメイドした特製の『ネコさんブザー』だ。



「まままま、待ちたまえ……っ! それはその、待ってくれ……っ!」



 オジさんは露骨に動揺を露わにする。



「ご、ごめんなさい! でもななみちゃんが、知らないオジさんに着いてきてって言われたらこれを鳴らしなさいって……!」


「それは駄目だ!」


「え? だ、ダメなんですか?」


「そうだ。それはオジさんとても困ってしまう」


「で、でも……、ななみちゃんが……。あ、あと……、パンツも見せません……! ななみちゃんにダメって言われました!」


「お、落ち着きたまえ! キミも、そのナナミちゃんも何か誤解をしている! オジさんは決してそういうオジさんではない!」


「そ、そうなんですか……?」


「そうだよ。だ、だからまずはそのイケないブザーを下ろしたまえ……! オジさん決して悪いようにはしないから……!」


「わ、わかりました……」



 素直な“よいこ”である愛苗ちゃんは知らないオジさんの言うことを聞いて、防犯ブザーを持つ手を下ろした。



「オ、オジさんはほら、大丈夫なオジさんだから。安心してくれ」


「えっと、はい」


「言っただろ? オジさんはプロのオジさんだからさ。そんな物騒なものを鳴らされちゃったら社会的に困ってしまうよ……」


「そ、そうだったんですね……。ごめんなさい……」


「なに、オジさんも悪かった。やっぱり最初に条件面をはっきりさせるべきだったね」


「条件……、ですか?」



 ぽやぽや女子である水無瀬さんはいとも容易く言い包められてしまい、現在の自らが置かれた状況にまるで気が付いていない。


 過保護さに定評のある希咲の過保護は、まだまだ全然足りていなかった。



「もしかしたらそういういやらしいことを要求されていると勘違いしてしまったかもしれないけれど、オジさんね、そういうことを求めているわけじゃないんだよ?」


「えっと……、だいじょうぶってことですか?」


「もちろんだよ。オジさんは困っているキミの問題を解決する。代わりにキミにはオジさんの困っていることを助けてほしい。とってもフェアな取引だろう?」


「ふぇあ……、“おあいこ”ってことですか?」


「うん? まぁ、そうだね。オジさんと“おあいこ”しようってことなんだよ」


「わぁ、それならだいじょうぶですね! “おあいこ”はとっても“いいこと”ですもんね!」


「フフフ、そうだよ。オジさんととっても“イイコト”をしよう……」



 特に騙そうとしなくても勝手に騙されてくれる女子高生に、プロのオジさんは邪悪な笑みを浮かべた。



「それで、私は何をすればいいんですか? どうしたらオジさんを助けられますか?」


「うん。それはね――」



 オジさんは表情を真剣なものに改めて、彼女へ言う。



「――僕のママになって欲しい」


「えっ?」



 とても端的な要求だったが、水無瀬は意味がわからず首を傾げてしまった。


 オジさんはさらに真顔で要求をする。



「どうか、オジさんのママになってくれないか?」


「で、でも……っ」



 重ねて告げられた言葉に愛苗ちゃんはオロオロとした。



「なに、そんなに難しいことじゃあないよ。なにも毎日オジさんのために家事をしてくれたりして面倒を見て欲しいってわけじゃない。ほんのひと時――この後のほんの2時間ほどの時間だけ、オジさんのママになって甘やかして欲しいってだけのことなのさ。簡単だろう?」


「で、でもでも、私の方が年下なのに、そんなのおかしいと思いますっ。私じゃオジさんのママにはなれないと思うんです!」


「おっと、その考えはよくないよ。年齢で人を決めつけてはいけない。それはとっても可能性を狭めてしまうことになる」


「そ、そうなんですか?」


「あぁ。ママっていうのはね、概念なんだ。見た目・年齢・性別……、そういった俗世的で物理的なものを遥かに超越した次元の存在。それがママだ。むしろ年下である方がいい。年下のママこそ至高なんだ」


「で、でも……、私おっぱい出ないです……」


「なぁに、そんなことは気にすることじゃあない。実際のママさんたちもみんながみんなオッパイが出るわけじゃあないからね。そんなことくらいでママになれないだなんて話にはならないよ。安心してくれたまえ。だけど……うん――」



 オジさんはそこで一度言葉を切り、ネットリとした視線を目の前の女子高生の肢体に絡みつけた。



「――キミ……、いいお乳をしているねぇ……」


「え? そんなことは……、おっきくなっちゃってちょっとヘンかもしれないって……。ななみちゃんはキレイでカワイイのに……」


「そんなに自分を卑下するものではないよ。とてもナイスなお乳だよ。オジさんはね、とってもイイと思うよぉ」


「そうですか? ありがとうございます」


「キミはとっても素直な“イイ子”だねぇ」



 なんでも「うんうん」と頷いてくれるママにオジさんはご満悦の様子だ。



「やっぱりキミはいいママになれるよ。もしかしてこういうことは初めてかい?」


「え? えっと、はい。私、ママになったことないです」


「そうかい。でも大丈夫。オジさんは慣れているから。オジさんがキミを立派なママにしてあげるよ。なにせ僕はプロだからね」


「えっと……、“いいこいいこ”してあげればいいんですか?」


「……あぁ。“いいこいいこ”もしてもらおうかね……、色んなところを」


「はぁ……」


「安心してくれ。もちろん、タダで――とは言わないよ?」



 生返事をする水無瀬に、オジさんはついに直接的な報酬の話を開始した。



「困っているキミを助ける。それは要するにオジさんがキミのパパになってあげるってことさ」


「パパ?」


「あぁ。キミみたいな境遇の子を助けてあげられるのは、いつだってパパしかいない。そう相場は決まっているからね。だからオジさんもきちんと相場以上の金額を用意してきているよ」


「きんがく……? えっ⁉ お金ってことですか⁉」



 見ず知らずのオジさんにお金を払うからと言われ、びっくり仰天した愛苗ちゃんのおさげがぴょこんっと跳ね上がる。



「そうだよ。帰る場所も、行く場所もない。そんなキミにとりあえず必要なのはお金。そしてキミにお金をあげられるのは、僕のような訓練されたパパだけ。そうだろう?」


「で、でもでも……! おかしいと思います! だって私、お父さんいるのに……」


「あぁ、それは違うよ。血縁上の父に取って代わりたいというわけではないんだ。ここで言うパパとはあくまで概念上のパパだよ。お金で繋がって心で通じ合う。そんな関係さ」


「で、でも、私働いてないのにお金をもらうなんて……」


「安心したまえ。さっきも言ったがこれは正当で、そしてフェアな取引だ」



 慌てふためく水無瀬へ向けて、小太りの中年男はカッと目を見開いた。



「いいかい? 僕がキミのパパになり、そしてキミが僕のママになる。これで対等さ。なぁに、心配しないでくれ。オジさんこれでもお金だけは持っているんだ」


「で、でも、困りますっ! そんなのお母さんに怒られちゃいます……っ!」



 グイっと身を乗り出しながら、上着の内ポケットから財布を出そうとする男を水無瀬は慌てて止めようとする。


 その時――



「――あっ⁉」



 水無瀬の手からネコさんブザーが滑り落ちてしまう。


 そして彼女はそれを靴を履いていない方の足の爪先で踏んづけてしまった。



「――しまった!」



 オジさんのその声は、大音量で鳴り出した防犯ブザーの音に掻き消される。



「あわわわわ……っ。た、たいへんだぁ……っ⁉」


「あわわわわ……っ。えらいこっちゃやでぇ⁉」



 女子高生と中年男性、二人揃って慌てふためく。



「ママママ、マズイッ! このままではっ⁉」



 つい数秒前まで、『パパになる』と言って構えていた男はみっともなくキョロキョロと辺りを見回しながら制服警官を警戒する。



 しかし、幸いにも本日は街を巡回する警官は少ない。



 だが、不幸にも左右を見廻す中年男の背後から近づく者があった。



「――おい、随分と景気がよさそうじゃねえかクズ野郎」


「え――」



 けたたましく鳴り響くブザーの音の中、突然すぐ後ろで聴こえたその低く平坦な声音に男は振り返ろうとする。



 だが――



「ほぶぅ――っ⁉」



 身体を動かす前に、中年男の尻の間に膝が突きこまれた。



「お゙っ……お゙っ……、お゙ごごごご……っ」



 ドッとその場に中年男は倒れて尻の間を押さえながら泡を吹いた。



 目の前に立っていたオジさんが居なくなったことで、オジさんの背後に立つ人物の姿が水無瀬の瞳に映った。



「――あっ……、び、びとうくん……?」


「…………」



 呆然とこちらを見上げる彼女に返事はせず、弥堂 優輝はただ黙って水無瀬 愛苗のその魂のカタチを視た。

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