夜目の灯
道端の石ころ一つ拾うにも飽和した農地、横から支える紺碧の空、いつか春の残り香、この光は眩しくて、愛してる、一緒にいて、魂を投げ出して、壮大な歴史絵巻はボロボロの無風帯、かけがえのない、絆、なんと黒い、嫌になるほど熱い、目を通して微かに病巣を隠す、サインズだ。夢見る子守唄を胸に風下に佇む風車は、時にその鍵を見せる。ここにいてもいいんだ。永遠をなぞるように道を描いている移設された東光は、とても暖かく、あまりに冷たく、とうに暗いので、泣きそうな歯がゆさが全身を凝視している。砂に埋めたラブレターが、私の首を絞めて死んでしまうのだろうか。それとも赤い靴ひとつで餓死してしまうのだろうか。いまは大きな拍手に包まれて、私は笑顔で「はじめましょう。」と強請った。
22/4/7 23:39
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