死にたい僕と死ねない君のくだらない話を聞いてくれ

urara

prologue

「ねえ夕陽くん。」

「なんですか。」

「今から君の言うことを当てましょう。」

「突然ですね、まあいいですよ。」

「『死にたい』でしょ。」

「どう?当たった?」

「そうですね。」

「正解なんじゃないですか?」

「いえーい、やった。」

「あ、昨日校舎裏で猫さんと遊んでたんだよね?楽しかった?」

「…はい。」

「というかなんで知ってるんですか。」

「うちのクラスで噂されてたから。」

「よかったね、人気者じゃん。」

「そんなので噂されてもなにも嬉しくないです。」

「夕陽くんのクラスに噂が出回るのも時間の問題だね。」

「そうですね。」

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