83.いやいや急にどうしたの

10月29日(土)


前回急に死がどうとか、新卒の社会人が言い始めたわけですよ。おいおいどうしたんだって話ですね。


キッカケは通院先で言われた「もしかしたら」の一言。まだ原因は分かってないです。これからどうなるかも分からない。ただもしかしたら病気かもしれない。それも指定難病かもしれない。


まだそれと決まったわけではないし、ただ可能性の話。仮にそれだったとしても命に別状があるとかでもないので、ちょっと大きな手術やら治療やらを頑張るだけ。


その話を聞いたとき、私は至って冷静でした。だってそもそも癌になるかもしれない別の案件抱えてるし。はぁ、そうなんですか。こんな程度です。アレルギー持ちであまり体が強くないとはいえ、五体満足で生まれて大して困ったことは無かったこの私が。わんちゃん病気かもしれない。まぁでもそうだったなら仕方ないな!としか思いませんでした。


前回も話したように、楽しい事して死ねるなら本望なので仮にそんな風になったとしても、ある程度楽しんで死ぬという選択肢が残されているなら大して問題はないんですよね。


生きたい死にたくないって強く思ってもがいてしんどい人よりも私は余っ程甘ったれていて、それでいて楽だなと思います。


どんなに頑張ったってダメな時はダメなんです。無理に期待して苦労してそれで叶わなかった時の方がきっともっと辛い。だからこそ私は今こうやって、それはそれで悪くないよなって向き合っていけるんだと思います。


それよりも手術が大きいかもって方が嫌です。治療費いくらかかるんだよ。自分の身の回り整えるのですら出来ていないのに。臓器なくなったりしないよな。今後生きるのに苦労するくらいなら治さなくていいよ。痛いんだろうなとかそっちの方が気になって仕方ないよ。別に長生きなんてしなくていいからさ、誰か私の人生案外健康で案外ハッピーな、そんなイージーモードにしてくれないかな。

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