第16話 2021/12/15
朝、ユリちゃんからメールが届いていました。
----- To tosikazu.hanamu■■■■■@gmail.com -----
目を閉じ、心を澄まし、耳を澄ませば、大仏様の声が聞こえます。
おはよう。
----- From yurienatua■■■@gmail.com -----
はい、おはようございます。
大仏様の声は……聞いたことが無いんです、煩悩の塊なので。
さて、お昼になりました。
ユリちゃんにメールを送りましょう。
----- To yurienatua■■■@gmail.com -----
大変な事に気付きました!
私はお金を振り込んだ後、会社からのメールを確認しました。
その時、私は、悪人である貴女の夫の家族が仕掛けた罠に気づいたのです。
彼らは、貴女がお金を持っていることを知り狙っています。
私は会社から最初に指定された外交口座にお金を支払いました。
しかしどうでしょう!
昨日、会社から指定してきた外交口座は最初の口座と違います。
そして、どちらの口座も会社名義ではなく、個人名義なのです。
私は悪意を感じます。
私は銀行に、送金を止めるよう依頼しました。
そしてSkyExpress■■■■のエリザベスケリー、指定された口座の
■■■■、■■■■■■という人物は多分、悪人である彼らの仲間でしょう。
なぜなら、振込先の名前が個人であることは有り得ないからです。
お金を振り込むのは会社(Sky Express)だからです。
私は貴女のために、彼らに罰を下すことにしました。
それは私が敬愛するあなたへの慈善になると信じたからです。
私は、警察に行き悪人たちに対し罰を与えるよう懇願しました。
そして貴女が善意の愛すべき婦人であることを証明するために、貴女との
会話、Eメールの記録を全て警察に提供しました。
警察は法に則り、密かに適正に行動すると約束しました。
日本の警察は世界一有能です。
貴女は何も心配ありません。
私と警察を信用してください。
----- From tosikazu.hanamu■■■■■@gmail.com -----
ユリちゃんはどう反応するのかしらん?
あとは明日の朝メールチェックをするとして。
今日は放置です。
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この小説を書いている時点で、すでに警察に情報提供済で警察からの問い合わせに対しても回答済です。
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