第14話 夜の出来事

皆さんは、何をして、ストレスかっ飛ばしてますか?


自分の場合は、長いこと彼女でした。

フィリピーナで、3つ年下でした。


この子の影響で、おれのストレス発散方法は、飲むことと、歌うことです。


私は、学生時代のトラウマで、人前で歌うことが、一番の苦痛でした。

社会人になり、上司から酒の席で、「何か歌うよね」の命令も頑なに断り続けていました。


初めてカラオケしたのが、32才。

この時は、お世話になった機械リースの会社の所長さんから、上尾のスナックに何かの拍子で呼ばれ、1対1での飲みの場で、他のお客さんもいない店内で、「これなら、歌うよね」と言われ歌ったのが初めてです。


現在は、自分から、ガンガン歌いますが……


歌いなれ初めた、5、6年目のことです。謳う場所は、飲み屋さんげんです。


何故か?


それは…………



音痴すぎて、自分では、「音が、」

わからないため、歌いながら周りの人の顔や雰囲気を探らないと、どう歌えてるかわからなかったからです。


こんな人もいるんです〜〜〜。

許して下さい。


はい。

夜の出来事ですか。

この頃、彼女のフィリピーナとの付き合いが終わり、ただ、週末は、常に飲みに出てたので、その流れで、地元飲み屋街の「ナンギン」に出没し始め、彼女とは、付き合いのないお店にも通い始めた頃です。


この頃は、自分でお店を決めないで、各所にいる呼込みさんと挨拶してみて、味のある人のお店に入ってました。


ある時入ったキャバクラで、その時も指名はしていたのですが、身長が高く、しっかりめの体型で、近くで良く見ないとカワイイ系とわからない子なんですが、その子指名でお店入ってました。

(2022年現在は、閉店。)


私は、女性に対して、とにかく一途なので、指名したとしても、彼女でもなければ、正直サービス精神がちっとも転がり出て来てくれません。

そんななので、どっちかと言うと、キャストさんより、ボーイさんと、自然に近しくなってしまいます。


結果から言うと、そのお店の一番下っ端の子にキンキキッズの「愛のかたまり」を御教示して戴きました。


何回かそんな時があったのですが、節々で、もしかして?という教え方をしてきます。


たとえば、「のりさん、ここで、こんな感じで、首降るんです。」


「ここは、腰です。優しい感じで、ゆっくりめです。」


「ここ、このタイミングで、2階席に手をさします。手のひらは、自分に向けます。」


何、男性版ジャニオタか?

何者?


4、5回通い、事実が判明しました。

地元は埼玉県で、北本高校出身でした。


ここまでは、問題ありません。

で、何者か?


元ジャニーズJr.で、当時時最年少で合格したとのことです。

やめた理由が男前。

「ジャニーズ男女交際禁止なんです。」


中3で好きな子ができたとのこと。付き合いたくて辞めたそうです。

「後悔してない?」

「全然。」

男前、かっこいい。気持ちいい。


キンキのライブでは、よく後ろで踊ってたそうで、細かな特徴のモノマネも良く見せてもらいました。


ヘェ~、元ジャニーズ事務所所属の方に、「愛のかたまり」を御教示して戴きました、というお話でした。


じゃん!!!!!




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る