第13話 中学時代

いろんなことが、私には降りかかってきましたが、中学時代卒業の時おきた出来事です。


中1から、中2にあがり、クラス替えがありました。

小学校6年間クラス替えがなく、中学入学して、人生で初めてのクラス替えをしました。


私が期待したのは、担任の先生が男になってくれねーかなです。


小学校6年間プラス中1までの7年間、ず〜っと女性教師が担任でした。


怖い反面、親以外で経験豊富な同性は、やっぱり学校の先生かなと当時は考えており、多感な時期の相談相手がほしかったんですね。


まぁ、残念ながら、希望叶わず、またも女性教師でした。

しかも苦手な文化系で、音楽担当の教師です。


見た目ですが、顔面は、動物に例えると かば です。

(知っていればですが、学校の図書館に当時あった不思議の国のアリスに登場するハートの女王とそっくりさんでした。)

かなり髪を長くして腰付近までのばし、ソバージュ?天ぱ?のような髪型で、化粧はかなり濃い目、近寄られると匂いがキツク息がしづらくなるぐらいでした。

体型は、だるまで、それなのに、歩くとかなり腰をフリフリする人でした。

いわゆる、醜いゆるキャラです。


この人に、残りの中学時代を担当されました。


半年ほどは、適度な距離感取れていたのですが、ぶっこまれました。


私この頃正直モテるほうでした。


ただ、ちょっとありまして、自分は彼女を持ってはいけないと、強く思っておりました。

ですが、他の男女が仲良くいちゃいちゃしてるのを見るのは好きで、微笑ましいなと感じる方でしたので、積極的にカップル成立に尽力してました。


まだ、中学生、人の心の動きの機微がわかってなかったのが、このあと面倒くさいことになってきます。


うちの担任は、女性からの恋愛相談を良く受けてました。しかも先生なのに積極的に男子にも話しを通しカップルを成立させます。


他人に行ってる分には、(いいとこあるね)ぐらいだったのですか、自分にからんでくると本当煩わしいだけでした。


私もカップル成立の、お手伝いをしてます。上手くまとまる時は良いのですが、ダメだった時、高確率で私に向ってきてしまうんですね。困ったことに……  俺は彼女いらない人なのにですよ。


何度か、それ系の話しで放課後よびだされたり、ホームルーム終わってから呼ばれたりがありました。


ある時掃除の時間中、俺ぞうきん掛けてました。そこに登場。

「のりくん」

「はい、なんですか?」

「これだけの人いるんだから、誰かと付き合いなさい。」

「いいことあるわよ」

このときは、ブーメランと他クラス、後輩で声出してた人か6人かな。だったと思います。いました。


年甲斐もなく、この時は切れてしまいました。手にゾウキン持ってたのもよくなかった。


「あ、わかってて、口きいてんだな😡」何でか、凄く腹立ちました。


「なんで、そんなに嫌なの」


「新しく始めれば、また変わるわよ」


ブチギレました。

ただ相手は女性です。

殴るのはなと、冷静な部分は残ってました。

持ってたゾウキン顔面に軽くなげてやりました。話ししといて、こっち見てなかったようで、ゾウキン見事に顔面へ。


しばらく沈黙の時間流れ、顔を真っ赤にして、


「今まで、こんなことされたことありません。」といいながら、殴りかかってくる女教師。


女性なので、力もなく、育ちの良さで人を殴ったことも、あまりないのでしょう。

殴られて余計冷静になり、相手する必要のない人っているんだなと思い、無言で立ち去りました。


その後、登校すると、クラスメイトが全員白い目をむけてきます。


ゾウキン投げつけを見ていた取り巻きの誰かが、話しを回したのか、担任が自ら話したのかは、わかりません。


担任教師は、俺以外の生徒の心を掴んでいたため、俺だけが問題有りとなったようです。


本当に少数の味方はいましたが、かえってやり辛くなりそうだったので、俺のことは、周りにあわせて無視するよう伝えました。


あの時の自分は、心の古傷をもて遊ばれ、周りに目がある状態で、小馬鹿にされた気分でした。


女教師、人として、言っちゃ駄目でしょ。


(あ〜、はいはい、勝手にしてくれ)


この時から、卒業するまで、クラスメイトと、会話する機会はなくなりました。


今だとイジメになるんですかね。


クラスメイトが完全無視です。1年と少し……、自分はそれが、ツライとは感じませんでしたが。


大人になったら、あの対応は俺が悪いと思う時がくるのか?

とか色々、その時も考えました。


2022年 46才の現在になっても私が間違ってるとは思えません。


時が流れクラス会でもあれば、普通は、教師も考えが変わってるなんてこともあったりして、あのとは………、

何て、あるのかも知れませんが、俺だと、こうなりました。


卒業式がおわり、あ〜〜やっと、あいつらから開放されたわ、ひたすらムシって、かえって気分悪くならないんかね。と思ったのも束の間、またすぐ顔合わせることになります。



卒業式終了後の夜、親が参加する祝賀会が行われました。

その場で、女教師は体調不良。

救急車まで呼び、病院に搬送されましたが、そのまま亡くなります。


クラスメイトとは、火葬場で再会となりました。


焼く前の最期のお別れの時間です。

長年教師をされていたため、教え子、同僚などで、500人程度は集まっておりました。


最期に担当したクラスの生徒が、最期に遺体と挨拶のようです。


私も初めてで、どう進むかわからず、周りを伺ってました。


遺体を挟んで、1対40にわかれ、嫌嫌でしたが、亡くなっておりますので、それらしく献花しました。


あとから親に、


「なんで、お前だけ一人で反対にいたんだ」と聞かれましたが、濁しておきました。


このため、未だにこの時のメンバーで同窓会を開催しているのか等、俺には一切情報入ってきません。

私も調べる気も、ありません。


苦い中学時代でした。



7年経ち、地元戻り、小学生時代の同級生と再会、何故か、あいつの墓参りに誘われました。


彼は、自衛隊に就職し、地元に戻る度に墓参りをしているそうです。


中1の時に担任で、とても良くしてもらったとのこと。自分も合うタイミングが悪かっただけなのだと思うことにし、お祈りして帰りました。


人と人はタイミングが難しいですね。


にがく、、にがぁ〜〜くっ、渋かったな。俺の中学時代、



したっ。



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