第2話 事故った

2022年2月のある日に起きたことから、お伝えします。


 10時開店のおふろ屋さんに車で向かってました。そこまで、広い道ではありません。


 大宮駅東口のバス通りと交差する中山道を熊谷方面に走っておりました。

 交差点で右側に右折待ちの車が並んでいる横をぬけました。

 何故か、軽く右側にハンドルを切り、ゴンという軽い衝撃でハッとします。


 やっちゃったよ。オカマほっちゃった。まだ、日曜日の朝方なのでそこまで混んではいないのですが、当たりかたで相手車の方に大きな怪我はないだろうと判断し、ハザードを点けて左折高島屋宝くじ売場横に車をよせます。


 はぁ〜、一息ついて、マスクを付け、振り返ると、駆け寄ってくる警察官が2人。

 早くね、あれ? 検問? パトロール?なんでだろ? 軽くパニック

 落ち着けオレ

 ドアを開けようとすると重い〜、めっちゃ違和感、降りてぶつかった右フロントをみるとけっこうベッコリいってる。

 ヤバい

 警察官の一人から、「運転手さんどうしたの?免許証出して下さい」

 車に戻るドア開ける、やっぱ重い

 相手方の状態がめっちゃ気になる

 安否確認は?、事故った車の誘導は?俺何かしなくて良いのか? ますますパニック

 だいぶ挙動不審に


 免許証を何とか探して、警官に渡していると、2台の車が近づいてくる。


 あれ何で2台?やっちゃったもんはしょうがない


 運転手さんが降りてくる、すっとたってる。良かった大したケガしてなさそう。


 一声掛けようとすると、俺の横をすっと通り過ぎ事故現場の方へ向かう。完全にオレのことを無視 何でだ 普通は声かけるだろと思っていると2台目の運転手さんが、もう一人の警官から同様に免許証の提示を求められている。

 戻ってきた初めの運転手、また、おれを無視し素通りしていく。警官も声をかけない。

 車で何かを探し、また、事故現場に向かうもう1人の運転手。何だ、何かがおかしい。


 警官から尋問される「飲んでますか?」「飲んでません」 何でぶつかったんですか?状況説明をする。2人目の運転手さんも同様のようだ。

 状況確認が終わり相手方との話になる。

 「貴重な日曜日に、こんなことで、時間を使わせて申し訳ありません」平謝りする俺

 「疲れてたんでしょ、こちらは大丈夫ですよ」めっちゃいい人だ。

 「傷は、ここダケです」

 「後ろのデカイ傷は、別件ですから、保険屋さんにも言って下さいね(笑)」めちゃくちゃいい人だ。


 方や、もう一人とは目もあってない、どころか、何か忙しなく行ったり来たりしている。被害者なのに、さすがに何かおかしい。


 事故った相手が、制服2人、私服1人乗った覆面パトカーでした。


 さっさと教えてくれれば良いのに何か、余計に、どっと疲れたわ。尋問してたのが、被害者ね、やっとわかったわ

 

 こんな感じです。


 後日同僚に話すと大笑い、覆面にあてますか?さすが早野さんと言われる。

 めちゃくちゃ笑われる。何でだ

 

 

 


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