第2話 風呂入って、パン食べてきた。

 プレーンなプロセスチーズをはさんで、十二穀パンを食べてきたよ!


「上手にまとまってる」


 えへへー、おかずもなんにもないんだけどさっ、おいしかったよ。


「ああ、だめ。おかずはとらないと」


 心配してくれるの?


「わたしの体ですから💢」


 あははっ、そりゃそうか。

 じゃあ、炒り卵でも作ろうかね。


「そうしなさい、そしてキャベツも食べること」


 えぇ~? キャベツぅ?


「キャベツ」


 いいけど、今、口の中が痛いからなぁ~。


「口内炎ですか?」


 いや、猫舌なのにあっついラーメンを昨日食べたの。


「やけど……」


 うん、で、上あごの裏側がね、ただれてるんだ。


「そうなの……」


 無理して歯磨きすると血が出てさ。


「やめやめ! 気違い沙汰!」


 キャベツは食べるよ。


「うん、そうしてくれる」


 ビタミン摂らないとだもんね。


「そうだよ。あとから考えてもみてほしい。今何時?」


 一時二十四分。


「時間だ! 早く寝るんだ!」


 あれ? キャベツ……。


「炒り卵に混ぜて、上等な感じにして!」


 そっか。


「うん」


 うん。

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