第37話 SF短編あらすじができてきました。
聞きたい?
「うん」
最後まで聞く?
「うん」
そうか、じゃあまず天地人を紹介する。
「いいよそれは」
そう?
「騙されてやる」
うーん、えとね……語り手と主人公がバラバラなの。
「それはいいとして、あらすじは」
わかった。
おおざっぱにこうだ。
第九太陽系にあるテラフォーミングされた第九テラに存在する宇宙ウイルスのティッサルトレイア(通称ティス)は、”神”として敬われていた過去があり、シレーヌの丘にあるリュン村では長老メテオラのペットあつかいされてきた。
ティスは新参者のアステル(ヒロイン)を気に入っているので観察対象としていた。
そして、あるときティサピリアー国のブランデー将軍の配下がリュン村にやってきて、アステルをとらえる。
なにかと言うと、アステルは宿敵カルライズ帝国との戦いにおいて、王子の妃候補として補給部隊に従軍し給仕をしていたのに、王子を傷つけた暗殺者を始末できず、拒絶反応を起こして敵前逃亡した罪で幽閉され軍法会議にかけられることになったのだった。
ブランデー将軍の配下のひどい仕打ちに、ついにティスが正体を現す。
アステルたちと同じ言葉を話し、アステルに「良心」に殉ずるか、戦う力を欲するか尋ねる。
アステルは「良心」に殉じて死ぬことを選ぶ。
しかし、最後の最期まで「良心」を捨てなかったアステルこそ、ティスの求める戦士だった。
アステルはティスによって、これまでの自分を捨て去ることを余儀なくされ、戦う力を得て雄々しくシレーヌの丘に立つのだった。
おわり。
「うまいじゃん」
えへ? そう? こんな感じで書いてるところ。
「よお、なんかまとまってる」
細部は書き込みながら進めてる。
「がんばって!」
あい! ありがとうございます。
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