記憶力

記憶力は良い方だと思っていた。

学生時代の暗記科目は楽勝だったし、家族で神経衰弱をすると大体勝っていた。


現在も仕事などで不特定多数の人間と接するが、前回話した内容を滅多に忘れないので「良く覚えてるね」と驚かれることが多い。


しかし、文章を描くようになって初めて「自分の記憶力を信用しすぎない方がいい」と思うようになった。


生活の中で様々な物事が刺激となり「次に書きたいこと」が頭に浮かんでくる。

そうすると、その場で構成や入れたいフレーズなんかを考えるのだが、実際にキーボードを前にすると思い出せなくなる。


「何かを思いついたこと」は覚えているのに、「それが何か」を思い出せない。

これが、結構いらいらする。


そんなことが続くので、流石に思いついたことはスマホのメモ帳に残すことを決めた。

作家や芸人が大事似している「ネタ帳」の意味を身をもって体感した。


こうして私は「大して記憶力が良いわけではないかもしれない」ことに気付いたのだが、その事実を放置するのも、なんだかモヤモヤする。


まずはインストールした脳トレのアプリに取り組もう。


鴨の羽

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