失恋した僕を周りが逃すわけない?

セイユウ

第1話 僕

僕の名前は尾上夜歌(おがみ ようた)といって

高校の時、仲の良かった女の子の清水香織

(しみず かおり)という子に片思いをしていた。

しかし、その子には恋人がおり、そして、恋人の子を孕んだことで、学校を退学になったことを知った。



「あれ?もう朝か」


はぁ、僕は清水さんの夢を何度見るんだろう。

あれから時が経って、僕はもう大学生1年生になっているというのに。

清水さんは今頃どうしてるんだろう?


「そろそろ起きてねー夜歌!」


「はーい」


今僕の名前を呼んだのは、僕の姉の尾上夏海

(おがみ なつみ)。どこかの会社(教えてくれない)の社長を若い(24歳)ながらにしているという、

凄い人なのだ!


「ほら早く、大学に遅れるよ!」


「もう大学生なんだからそんなに世話焼かなくても大丈夫だけど···」


「ダーメ!夜歌はカッコイイんだから、いつ何処で女性に襲われるか分からないんだから!」


そう、お姉ちゃんはとんでもなく過保護なのだ。社長をしているのいうのに、自らの出勤時間を僕と一緒にし、帰りの時間も合わせることをしてでも僕を守ろうとするんだ。

正直恥ずかしい。


「じゃあ、もう行かなきゃ」


「ダメだよ...夜歌、待ってくれなきゃ...」


「う、うん」


なんだろう、今お姉ちゃんからめちゃくちゃ

怖い感じがした······気のせい...だよね


「じゃあ夜歌行こうか!」


「うん」


行くと言っても僕は電車で大学までいかなきなならないんだけど、お姉ちゃんは駅まで着いてきてから会社に行く、帰りは大学の前まで来て一緒に帰ろうとするんだけどね。


「ほら!お姉ちゃんもう駅だから、ね」


「じゃあ、ね、夜歌····浮気したらダメだぞ!」


「分かったよ」


浮気というかお姉ちゃんと付き合ってないんだけどな、


この電車でいつも思うんだけど...何故か女子高生やOLの人達に僕は毎日見られているような気がする。

いや、気のせいか!だって僕がモテるなんて絶対にないからね!

言ってて悲しくなるけど.....



夜歌は小学生の頃から知らないだけであって、めちゃくちゃモテていた。中学生になっても、学校でファンクラブが出来るほどのイケメンであり、スカウトされないのは姉の夏海のおかげであることを知るのは、これから先のことになる。



_____________________

あとがき

やっぱり書くにあたって名前を考えるのって

めちゃくちゃ難しすぎる。主人公の名前考えるだけで5分は絶対にかかってた!

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よろしくお願いします!


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