日記をもとに紐解く、彼の軌跡

アンドラーシ卿という人物の書いた日記を紐解いていくという短編小説です。
詳細に描かれる時代背景や、紹介される彼の日記の一文はまるで彼が実在する歴史上の人物であるように感じさせます。

その文章は、読者を創造された過去への旅に誘ってくれることでしょう。
番外編とのことですが、十分に短編として楽しめる作品となっています。

作者の圧倒的な筆力が感じられる作品。
ぜひ、読んでみてはいかがでしょう。