28回目(実質24回目)あまりにも空虚な日々とリビング。

 改めて書くことでもないかも知れませんが(詳しくは『本日、愛犬没する』に書きました)、3月18日の夜、お世話をしていた犬が亡くなりました。

 翌日に火葬を受け付けてくれている寺に遺体を託し、翌日の春分の日の朝に火葬、更にその翌日に遺骨を引き取ってまいりました。

 もう一匹飼っていた犬のときと比べて、骨壺は一回り小さく、そしてこころなしか軽く感じました。……かかりつけ医に言わせれば「大往生」だそうですから、骨も細っていたのかも知れません。

 携帯のSDカードの一番古い画像と誕生月をよくよく計算してみたら、16歳でした。


 正直、各SNSで亡くなったことを報告した直後にこちらにも書くべきだったのかな、と思うのですが、書くべき言葉が思い浮かびませんでした。

 精神科の薬のせいなのか、私自身が空虚な人間だからなのかはわかりませんが、本当に何も出てこないのです。

 まるで砂漠のクレーターでも眺めているような、そんな殺風景な荒涼とした心持ちです。

 人生の3分の1以上の間、あの子のことを頭のどこかに置いて生きてきました。

 その脳の一部分がごっそり削ぎ落とされたような感じです。


 まず朝目がさめて、何をしたらいいかわからない。

 特にこの1年4ヶ月、目がさめてトイレに行ったら、水も飲まずに犬の給餌の用意をし、全意識を集中させて15分から長くて1時間半くらいかけて餌を与えていました。

 それから運動をしたいという仕草を見せれば、その時できる範囲の運動、最初は歩行介助、最後はずり這いの介助を1時間くらい。

 それから自分の食事をして、朝の薬を飲んで……というのが毎朝でした。

 それ以前も、なんらかの犬とのふれあいと共に朝を迎えていました。

 それらのルーティーンがごりっと削れてしまったのです。それ以前どう過ごしていたか憶えていません。


 正直、これからどう生きたらいいのかわからないです。

 ここ数日は、心の穴を埋めるべくひたすらいろんな曲を聞いて過ごしました。映画も見ることを考えましたが、配信やCS放送の映画も、連続して見れなくなっています。(これで映画館とか行っちゃったら間違いなく上映中に携帯開いちゃうだろうな、と思って避けてます)

 なんというか、何を見ても興味のないニュース番組を見ているかのような味気なさなのです。

 耳から強引に流れ込んでくる音楽とかラジオとか、そういうものなら、かろうじて摂取できる、という感じ。

 

 アニメやドラマも、もともとこの1年は視聴時間が限られているためにセリフがぎりぎり聞き取れる速度に加速して見ていました。

 

 プロレス関連の情報もロッシー小川氏のスターダム解雇から始まって、いろいろありましたし、追いかけてる東京女子もガトムも新人選手がデビューしてたりします。

 それらの情報(とくにX経由で手に入るモノ)にほとんど目を通せていません。


 現状は、端的に述べて腑抜けです。

 かろうじて小説方面で報告できることがあるとすれば、先日カクヨムコン9に投稿して無事1次落選した『マキシマシオン』を電撃の新人賞にそのまま応募した、とかくらいでしょうか。

 そんな感じです。


 なんというか、今回は人に読ませる文章じゃないですね(いつもそんな感じですが)

 申し訳ないです。本当にやる気が出ないのです。

 元気が出たら、短編なり詩なり、そういうものあたりから少しずつ書いていきたいと思います。

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