5.本名(零夜バージョン)
「返事、来てるかな……」
俺、零夜は校庭に走り、木の裏を確認した。
見つけた、交換日記。
正直、『ゼロ』は海里零夜だと白状したときは恥ずかしかった。
でも、『うみちゃん』が誰かはきになるからだ。
せっかちな零夜は一番後ろのページを一気に開いた。
「うそ、だろ……?」
そこに書いてあった名前は、『深海真凛』。
『零夜、深海真凛です。なんか、恥ずかしいね。私たち、本当はお互い反省してたんだね。あのさ、零夜。やっぱり、考え直さない?』
考え直す?何をバカなことを。
「もう付き合いたいに……決まってるだろ」
零夜はスマホを取り出して、真凛にメッセージを送った。
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