第368話

前回は時間切れになったが今度こそ俺の変化を紹介するぞ!!まずは懐かしいあのスキルの確認からだ!!


<金剛巨人体>(オリジン)(熟練度0/100)

 自身の体長と体重を好きなように変化出来る。身長は1メートル~10メートル。体重は10倍まで。ノックバック無効

 HPを+500ポイントし、総量の10%を毎秒回復する。

 受ける全てのダメージを50%カットする。この力を使う際はHPの半分を消費する。

 熟練度によって数値は変動する。


 種族特殊効果:一度死亡した時にHP1で復活出来る。(24時間に1回のみ)


スキルが合体して生まれた金剛巨人体のスキル。ALO時代にかなりお世話になった効果ほぼそのままだった。違いはと言えば復活が1戦闘1回が24時間に1回に変わった事か?体の変化数値と回復量とかも違うな。


復活効果は俺が巨人種だからこそ使える効果だ。巨人種以外の種族がこのスキルを覚えても、この復活効果は使えない。巨人の驚異的な再生力を象徴するような効果だな。


地味に凄いのがダメージ50%カットの効果だな。HPを半分消費するが、それでもその後のダメージが0ポイントなら回復効果で5秒で全回復できる。10秒で体力マックスまで回復するのは相変わらずチートじゃないか?


そしてクラーケンの時に発動したスキルコンボがこれ。


<巨神鎧>(万想の鎧 金剛巨人体 純潔)※このスキルコンボはログイン中1回しか発動できない。

HP総量の半分を捧げる事でダメージを無効化する。(5分間)

***********************

***********************

***********************

金剛巨人体・純潔の熟練度により効果を順次解放


コンボの効果がどっかで見たような隠され方をしている。しかも発動制限が在ってログイン中に1回しか使えないと来た。1度ログアウトすれば再度使えるみたいだが、本当に切り札と言える性能だ。5分間だけとはいえダメージ無効化の効果だけでも凄過ぎるしな。


今後解放される効果もぶっ飛んでる事が容易に想像出来る身としては、見たいような見たくないような・・・という微妙な気持ちにさせられるコンボだ。


そうそう、コンボと言えばどちらにも入っている純潔。その熟練度が上がった。食事効果でいつの間にか上がっていたみたいだな。


<純潔>(熟練度 30/100)

 穢れなく心清らかな体は守られ続けるだろう。本人が望まぬ限り穢れも、悪しき心もその身を汚す事は無い。


効果

精神的、肉体的、環境的な状態異常を30ポイント無効化する。(体の損傷による状態異常は無効化されない。)


防御行動をとった際、ダメージを60ポイントまで無効化。(スキルの熟練度によって数値変動の可能性在り)


これが無かったら多分クラーケンの最初の攻撃で沈んでると思う・・・。純潔さんマジありがとう!!


そして皆が気になっているであろうあれをお披露目だ!!えっ何?なんの事か分からないって?やだなぁ、イベント報酬で貰ったものがあるじゃないか。ぱっぱら~♪


超絶復元錆落とし:これ1つあればどんな頑固な錆も一発で落ちる!錆の下に隠れた傷も即座に修復。これ一本でお家の壊れた物を何でも直せます!


そう!!この超絶復元錆落とし!!これが手に入ってやる事と言ったらぁ~?これの修復に決まってるだろ!!


ボロボロの大盾

かつては立派な盾だったであろう代物。今やその製法は失われ、修理する事は不可能となっている為、今は唯のゴミ。どこかに修理する術は無いだろうか?


まさか1クエスト中に両方揃うとは思わなかったわ。まぁ初心者の盾がぶっ壊れて消失してしまった俺としては、これに使う他無いんだけどな!!という事で早速プシューっとな。


おぉ!!みるみるうちに錆が落ちて行く!!明らかに欠けていた部分も盛り上がって直って行くぞ!!さぁどんな盾何だい!!


ノービスシールド

初心者様に作られた盾。何の効力も持たないが、失われた製法で作られている為耐久値が減る事は無い。持ち主と一緒に成長する武器だと言われている。が、偽物も多く本物であるかどうかは攻撃を受けてみないと解らない。偽物の場合極端に脆い。


なんじゃぁぁぁぁぁぁぁこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


見た目はタワーシールドなんだよ。だけど真っ白!!模様もなんも無い唯白いタワーシールド!しかも本物か偽物か分からないってどうなってんだよ!?


いや、耐久値無限は助かるよ?だけどこれ偽物だった場合一発攻撃を受けたら盾がぶっ壊れる可能性も在るぞ?どうするんだ俺?これで攻撃受けんの?


「あっパパごめん。試し撃ちしたらアイギスの攻撃がそっち行っちゃった。」

「(∀`*ゞ)テヘッ」

「行っちゃったじゃないだろ!?」


アイギスの34連装誘導ミサイルポッド攻撃

節約スキル発動 消費魔力が10から5に変化

倹約の呪いにより、一発外す事に10ポイントのダメージ

ダメージ340ポイント


バシュシュシュシュシュ!!


「なんで全弾発射してるんだ?それに避けたらアイギスが死ぬだと!?受けるしかねぇ!!」


ルドの防御

万想の鎧・盾使い・両盾使い・純潔スキルが発動

スキルコンボ!!万想の鎧・盾使い・両盾使い・純潔スキル発動により<守護者の鎧>が発動

ダメージ-380ポイント HP200回復 ルドのHPは満タンだ。

ダメージ0ポイント


ぼぼぼぼぼぼーん!!


「こら!!危ないだろ!!」

「ごめんなさーい。」

「(m´・ω・`)m」

「ったく・・・・って盾は!?盾は無事か!!」


咄嗟の事で何も考えずに使っちまった!!もし偽物だったら今頃バラバラに・・・・。ってしっかり握ってるな俺。いやいや待て待て、まだ慌てるな。爆発で煙が凄くてまだちゃんと見えてない。持ち手だけ残ってる事も考えられるんだからちゃんと確認せねば。


気持ちを落ち着けていたら煙が段々と晴れて来た。果たして盾は無事なのかどうか・・・ゴクリッ・・・・。


おぉ!!ある!!真っ白なタワーシールドが俺の両手にちゃんと在る!!良かったぁ・・・。壊れなかった。つまりこれは本物!!間違いない!!アイテムの説明欄も変わった!!


ノービスシールド(レベル0)

初心者様に作られた盾。何の効力も持たないが、失われた製法で作られている為耐久値が減る事は無い。持ち主と一緒に成長する武器だと言われている。


盾の名前の横にレベル表記が現れた。これが本物であるという証な訳ですね?このレベルが上がれば盾も成長して効果が強くなっていくと。くぅ~!楽しみになって来た!!


「あらルドきゅん。珍しい装備持ってるじゃない。」

「あっシチート師匠。ただいま。」


そう、どこで顛末を話しているのかと思ったそこの貴方!!俺は師匠に帰還の報告をする為に道場に来ていたのだ!!まぁもろもろの確認をするのにここが丁度良いっていうのも在ったんだけどな。その確認もシア達のお遊びのお陰で終わっちまったけど。


「グロウウェポン何てまだ残ってたのねぇ。」

「愚弄上本?」

「グ・ロ・ウ・ウ・エ・ポ・ン。要するに成長する武器って事よ。一時期旅人が売り払った初心者装備の改造品がそう呼ばれてたのよ。伝説の鍛冶師が買い取ったその初心者武器を調整して、成長する武器にしたって訳。その所為で旅人が消えてもこの世界に残って色々と逸話を残したわ。まぁ偽物も多く出回っちゃって、本物はいつの間にか世の中から消えて行ったけど・・・。盾まで在ったのねぇ。」

「説明は有難いが師匠。なんで背中に抱き着いて見てるんだ?ちょっと背中が幸せゲフンゲフン!!あんまり密着すると呪いで痛いんじゃないのか?」


ちなみに俺はちょっとピリピリするくらいだ。それよりも背中の感触ががががが!!


「あら?心配してくれるの?やっぱり優しいわねルドきゅんは。でも大丈夫。この痛みも愛ゆえによ。それにもう少しでブツブツブツ。」

「最近シチートお姉ちゃんパパにべたべたしなくなったねぇ。なんで?」

「(。´・ω・)?」

「ふふふ、それはヒ・ミ・ツ。あっ浮気とかじゃないから安心してね?」

「俺としてはそんなのどうでも良いんだが?」

「もう、相変わらずルドきゅんは冷たいんだから。まぁそんな所も好~き♡」

「はいはい、お土産も持ってきたから修行の続きをやってくれ。極楽島の魔具師も絶賛のフルーツタルトだぞ?」

「まぁ美味しそう!これは良いお茶を用意しないといけないわ。」

「パパ!シアも食べたい!!」

「(๑・﹃ ・๑)ジュルリ」

「君達は島で食べたでしょ!!」


そう、ジョーゴ達に食べさせた取っておきはこのフルーツタルトだったりする。島の果物をふんだんに使ったタルトは皆に大絶賛された。その効果を見て皆白目を剥いたがな!!


南国フルーツタルト

極楽島の果物を満遍なく、かつくどくならない様に使ったタルト。その味は絶品の一言。

スキル熟練度取得量10倍


これにホーラさんの寝具を合わせると?


スキル熟練度取得量30倍

獲得熟練度+2倍

バフ効果時間20時間


となり、実質スキルの熟練度取得量は60倍になる!!そして俺が食ったタルトの効果もまだ残ってる今なら流派の奥義を覚えるのもすぐだという話だ。それも在って道場に急いで来たんだよな。


「あら、丁度良いわね。そろそろ基本スキルの進化時期でも在るし、ビシバシ行こうかしら?」

「望む所!今度こそ奥義を覚えてやるぞ師匠!!」

「ふふふ、まだまだ先は長いわよ。」


うむ、ここに来ると戻って来たなぁと思ってしまうな。まるで実家の様な安心感・・・・はっ!?いつの間にか師匠の家で落ち着くようになってしまった!!最近ベタベタもしてこないし、露骨な下ネタもしてこないから安心しきってるのか?師匠はやばい奴と言う事を忘れてはいけない!!


「なに百面相してるのよ。ほら早く来なさい。」

「ういっす。よろしくお願いします。」

「パパ頑張ってー。」

「ファイトォ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:*!!!☆」


こうしてイベントから戻って来た俺は又修行に取り組むのだ「たのもー!!」うん、修行に取り組めなかった。俺の修行を邪魔したのは誰だ一体!?


毎回無断転載対策で以下の文を入れます。読み飛ばしても大丈夫です。無断転載ダメ!!絶対!!

This work will be sent to you by kotosuke5, who is Japanese. Unauthorized reproduction prohibited 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る