第307話
「ルドさん遅いですねぇ。」
「もうすぐ来るってさっき連絡が在りましたよ?」
「ログインする場所が違うんですから、遅くなっても仕方ありませんわ。」
「すまんまたせた!!」
「もう!遅いですよ!!」
俺が旅人達がログインする広場に到着するとすでに3人が待っていた。えっ?俺がどこにログインしたんだって?魔本が設置されていた街の外だよ。
「すまんな。色々確認していて遅れた。それで?イベントの方はどうだった?」
「もう、ルドさんは知ってるくせに!!」
「なはっはっは、お約束って奴だよ。こういう時は知らない体でってな。」
「でもルドさんは僕達が選んだ報酬を知らないと思いますから。」
「ステータスの共有がてら報酬を説明しますわよ。」
「じゃあまずは私からです!!」
そう言ってまずはリダがステータスを見せてくれた。
名前 リダ
種族 猫獣人(ワーキャット)
所属 冒険者 ランクF
HP 200
MP 110
気力 100
スキル
<拳闘>
拳で戦う者に与えられるスキル。ダメージ10ポイント(装備効果+5ポイント)
<蹴闘>
蹴りで戦う者に与えられるスキル。ダメージ10ポイント(装備効果+5ポイント)
<戦闘術>
徒手空拳で戦う際にダメージ+10ポイント
<鍛え抜かれた体>
自身を鍛えぬいた者に与えらえるスキル。HP+100
<心義夢想>:流派スキル
心に義を宿し、夢や想いを乗せて戦う。相手のダメージ軽減スキルを20%まで無効化
<連撃>
攻撃が持続する間、ダメージ+1ポイント(10回まで)
<修行僧>
修行を続け、己を磨き続ける者に与えられるスキル。MP+100
<軽業>
羽毛の様に軽い体は縦横無尽に空間を動き回れる。
<索敵>
自身を中心とした半径50メートルの生命を感知する。
<気功>消費MP10
MPを消費して攻撃の威力を増す。ダメージ+5ポイント 持続時間5分
<手加減>
HPを全損させたとしても死亡扱いにならず、気絶扱いになる。
気絶した者はHP総量×1分経過した後にHP1で復活する。
<気配察知>
自身を中心とした半径50メートルの動く物を察知してマップに表示する。
<内丹術>
体内で気を循環させ、身体能力を爆発的に上昇させる。使用時MP50消費 HP・ダメージ2倍
<闘気術>
体内に在る気を使って攻撃の威力を高める。気力の消費量により攻撃力変動。気力の数値が追加される。
<練気>
気力を練り体内に貯める。貯めれば貯める程気力の数値が上がる。
装備
頭 鉄の鉢金:鉄で作られた頭装備(頭部へのダメージを-10%)
体 心貫道着
右手 熊手の手甲(両手で1対の手甲。腕で攻撃する際にダメージ+5ポイント)
左手 熊手の手甲
腰 初心者の帯
足 熊の足甲(足で攻撃する際にダメージ+5ポイント)
アクセサリー
頭 初心の鉢巻き
体 流派継承者の証 流派の免許皆伝の証。アクセサリー装備時流派スキルの威力を1.5倍にする。
左手 誓いの指輪
右手
称号
『伝説の武闘家の孫』
『帰還者』
『心義夢想流の伝承者』
『幻想の森を救いし者』
「報酬は熊手の手甲と熊の足甲を貰いました。スキルUPは格闘術に使って戦闘術に変えてます!!」
「おぉー、全体的に火力が上がった感じだな。アタッカーとして心強いな。」
「ふふん♪一緒に狩りに行けば活躍間違いなしです!!」
「気力って何ですの?聞いた事在りませんが・・・。」
「スキルで新たに追加される項目です。ALOでのMINDと言った所でしょうか?」
「これは他にもある気がしますね。」
「多分覚えるスキルで変わるんだろうな。」
「イベントの報酬は何にしましたの?」
「それはこれです!!」
そう言って取り出して見せてくれたのは鞄だった。
「これアイテムバッグ何ですよ。シークレットクエストの特殊条件のおかげで討伐数がかなり上位でしたから交換できました。」
「あー確か持ち運べる倉庫だったか?」
「そうですそうです。インベントリの容量を10枠分増やす効果が在るんです。」
「装備枠を使う事も無いですし使いやすいですよね。僕も持ってます。」
「あら、私も持ってますわよ。」
「つまり全員イベント報酬はそれにしたと。」
「そうなりますわね。」
「それで?クリンとルゼダはシークレット報酬何にしたんだ?」
「それじゃあ次は僕ですね。」
名前 クリン
種族 種人種(ポックル)
所属 冒険者 ランクF
HP 200
MP 20
スキル
<剣士>
剣を使って攻撃が出来る。相手に15ポイントのダメージ(装備効果+5ポイント)
<盾使い>
盾を使った場合に敵の攻撃ダメージを15ポイントカットする。(装備効果+5ポイント)
<勇天聖剣>:流派スキル
剣に聖なる光りを宿して戦うスキル。剣を使った攻撃に+10ポイントの追加ダメージ。(聖属性)
<鍛え抜かれた体>
自身を鍛えぬいた者に与えらえるスキル。HP+100
<光りの加護>
あなたは光りに好かれている。いつか妖精と出会うかもしれない。MP+10
<軽業>
羽毛の様に軽い体は縦横無尽に空間を動き回れる。
<爆弾使い>
爆発物を使った攻撃が出来る。爆発物のダメージ+10ポイント
<スナイパー>
遠距離で攻撃する際に命中しやすくなる。クリティカルになりやすい。
<スリングショット使い>
スリングショットを使って攻撃できる。ダメージ+5ポイント
<気配察知>
自身を中心とした半径50メートルの動く物を察知してマップに表示する。
<火薬調合>
爆発物を使う際、その威力と範囲を任意に変更できる。変更にはMPを消費する。
<投擲>
物を投げる際に命中率に補正が掛かる。
<爆発範囲拡大>
爆発の範囲を拡大する。相手の守り事相手を巻き込む。
装備
頭 波風のバンダナ(頭部ダメージ-5ポイント)
体 波風の服(体部ダメージ-5ポイント)
右手 凪の盾(盾で防御した際にダメージ-5ポイント)
左手 さざ波の剣(剣による攻撃にダメージ+5ポイント)
腰 波風のズボン(下半身ダメージ-5ポイント)
足 鉄のブーツ:鉄で出来たブーツ(脚部ダメージを-10%)
アクセサリー
頭 望遠眼鏡
体 爆弾袋(MP消費10 範囲5メートル ダメージ10ポイント ノックバック有)
左手 鍵爪ロープ
右手 スリングショット(MP消費1 飛距離20メートル ダメージ5ポイント)
称号
『帰還者』
『剣聖の弟子』
『鬼軍曹の愛弟子』
『幻想の森を救いし者』
「僕の場合はスキルUPは狙撃をスナイパーに。装備は剣と盾を貰いました。」
「万能感が増したなぁ。」
「スリングショットを別の装備には変えないの?」
「今の所はこのままで、強化出来そうならしようと思っています。素材が足りないですけどね。」
「それじゃあ最後はルゼダか。」
「ふっふっふ、イベント中はあえて前に出ませんでした。ですが私のステータスを見て驚愕すると良いですわ!!」
「何々?何があるの?」
「こういう時のルゼダって本当に凄い事を隠してますから。覚悟しておいた方が良いですよ?」
「そうか、なら見せて貰おうか!!ご自慢のステータスとやらを!!」
名前 ルゼダ
種族 種人種(ポックル)
所属 冒険者 ランクF
HP 100
MP 160
スキル
<瞑想>消費MP0
瞑想により次に発動する魔法の威力を高める。10秒の待機時間が必要
<治癒>消費MP10~50
指定した相手のHPを10~50ポイント回復する。
<巫女>
神に仕える巫女である証。MP+150。
<聖癒天女>:流派スキル
パーティーメンバーに回復とダメージ軽減のオーラを纏わせる。HP回復50 ダメージ-30ポイント(装備効果+10ポイント)
<弓術>
弓を使って攻撃ができる。ダメージ10ポイント
<聖魔法>消費MP10~100
聖なる光による攻撃を行う事が出来る。ダメージ10~100ポイント(聖属性)(装備効果+20ポイント)
<浄化>消費MP10
破邪の力で邪な者達を浄化する。
<魔法制御>
魔法を好きな形で発動できる。
<気配察知>
自身を中心とした半径50メートルの動く物を察知してマップに表示する。
<結界>:指定した範囲に攻撃を遮る結界を生み出す。結界の強度は使用者のHPに依存する。結界が壊れた場合、結界の耐久値消失分のHPを使用者は失う。
スキルコンボ<聖なる弓矢>(弓術・聖魔法・魔法制御)消費MP10~100
ダメージ10~100ポイント 聖属性 射程∞ 微追尾機能
装備
頭 光りのサークレット(頭部ダメージ-5ポイント)
体 巫女のローブ(体部ダメージ-5ポイント)
右手 微光の指輪(魔法を使う際ダメージ+5ポイント)
左手 微光の指輪(魔法を使う際ダメージ+5ポイント)
腰 聖光のランタン(ダンジョン突破報酬 聖属性に+10ポイント)
足 僧侶のサンダル(脚部ダメージ-5ポイント)
アクセサリー
頭
体 流派継承者の証 流派の免許皆伝の証。アクセサリー装備時流派スキルの威力を1.5倍にする。
左手 白玉の腕輪:少しだけ光属性を帯びた腕輪。(光魔法の威力を+5)
右手
称号
『光りの巫女』
『帰還者』
『聖女の愛娘』
『ダンジョンソロ踏破者』
『幻想の森を救いし者』
「スキルUPは弓使いを弓術に、装備は指輪を2つ選びましたわ!!」
「「「・・・・・・・・。」」」
「ルゼダお姉ちゃん凄―い!!」
「( ゚Д゚ノノ”☆パチパチパチパチ」
「ふふん♪ですわ!」
いやいやいや!可笑しいから!!可笑しい称号が在るから!なんだよダンジョンソロ踏破者って!!いったいいつ?
「あっ光魔法が聖魔法に変わってる!」
「装備も所々更新されてます。」
「本当に1人で踏破したのか?」
「・・・・実はロアと一緒でしたわ。これを見て下さいまし。」
名前 ロア
種族 スピークバード
所属 ルゼダの伝言鳥
HP 100
MP 50
スキル
<録音>消費MP10
対象の声をそっくりそのまま覚える事が出来る。
<再生>消費MP10
覚えた声をそのまま再生する。
<風魔法>消費MP10~50
風を使って攻撃できる。ダメージ10~50ポイント(風属性)
<飛翔>
空を自由に飛び回れる。
<鳥目>
昼間は遠くまで見通せる。だが夜間になると全く見えなくなる。
合体魔法<ゴッドバード>全生命力消費(主人の消費MP100)
主人との合わせ技により自身を魔を滅ぼす聖なる鳥に変える。
ダメージ1000ポイント 技使用後友魔は死亡する。
「うわぁ・・・・。」
「これって現状の最大火力じゃないか?」
「友魔の命を使うってかなりひどいような・・・・。」
「違うんですの!!これはロアが望んだんですの!!」
ルゼダの説明によると、巨神教会の地下に隠された秘密のダンジョンが在るらしい。そのダンジョンは限られた者しか入れず、その1人が彼女だったとか。
そして、長年放置されたダンジョンは危険度が上がっていた。イベントまでの1週間の間ルゼダはずっとそのダンジョンに潜り、ボスの元に辿り着いていたんだそうだ。だが中々そのボスが倒せず困っていると、ロアの方からこの合体魔法を使う様にと打診があったとか。そして2人が覚えたこの合体魔法でダンジョンを攻略したのはイベント開始の直前だったらしい。
「あっ、それでロアが出てないんですね。」
「そう言われれば。」
「ロアは今も鈴の中で休んでますわ。最後のボスを倒せたのもロアのお陰ですもの。復活したら一杯ねぎらってあげないと。」
「偉いねロア」
「(((uдu*)ゥンゥン」
「で、ダンジョン攻略の報酬で装備が充実してると。」
「そうですわ。特にこの聖光のランタンがボスドロップですの。お陰様で火力がかなり上がりましたわ。」
特殊条件が必要なダンジョンだとは言え、ソロ攻略は凄すぎる。俺達の中で一番火力が出るのは実はルゼダなのか。
「1度だけですわね。継戦能力で言えばリダさんの方が上ですもの。」
「まぁそこはな。」
「あっ!もうこんな時間!僕そろそろ落ちないといけないのでこれで失礼します!」
「おん?おぉもうこんな時間か。それじゃあイベントお疲れさん。明日はログインできるか?」
「私ちょっと用事があって無理です。」
「私も無理ですわ。」
「すみません、僕もちょっと・・・。」
「そうなのか、じゃあ次ログインする時連絡くれ。」
「はい、それじゃあ失礼します。」
「では私もこれで。」
「私も失礼しますわ。」
俺もイベントで疲れたし、今日はここらへんでログアウトするか。
「それじゃあシア、アイギス。お休み。」
「お疲れ様パパ!!」
「(´∀`*)ノシ バイバイ」
さてと、明日はどうするかねぇ?
毎回無断転載対策で以下の文を入れます。読み飛ばしても大丈夫です。無断転載ダメ!!絶対!!
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