結婚のご挨拶と増える家族
第134話
ふぃ~、やっと普通に遊べる・・・。ハイどうも、ステータス低下を回復させたルド君ですよぉ~。いやぁゲームの中だけどこの2日間暇じゃったわ。いや嘘です。色々動いてました。
まずは解放したダンジョンの続報!!え~あのダンジョンは無事!バグとして認定されて消されましたー。わーパチパチパチ。って阿保か!!解放した意味よ!!
まぁその補填って訳じゃないけど同じ場所に鉱石が中心として手に入る坑道ダンジョンが出来ましたけどね。出てくる魔物もゴーレム系が中心で、蟻やキメラなんかは出てこない。その分鉱石ドロップが増えたけども。
そんでもってお待ちかね!!超激レアのATKを+する装備!!そりゃもうすぐに確認するよね。なんてったって念願の装備だからね!!特殊クエストもクリアしたんだからその報酬も気になるし、っという事で再度装備を確認してみましょう!!
百恩夜行(上):怨念の無念が晴れ、浄化された姿。無念を晴らす為に協力した旅人に恩を感じ、その心を永劫守る事を誓った。(DEF×10 MIND×10 スキル<鎮静> 耐久∞)
百恩夜行(下):怨念の無念が晴れ、浄化された姿。無念を晴らす為に協力した旅人に恩を感じ、その身を永劫守る事を誓った。(DEF×10 MIND×10 スキル<慈愛> 耐久∞)
うん・・・・何も言うな・・・・。泣いてなんか無いぞ?うん・・・・・。
え~ヘルプさんによると。無念が晴れ浄化されたので攻撃性が失われ、逆に防御面で強化されたらしい。DEFに掛け算する装備は今の所確認されてないそうだ。
<鎮静>スキルはパッシブスキルに分類される物、常に発動して装備者の精神的な状態異常をすぐに治療してくれる。例えば混乱とか狂乱とか発情なんかだね。
<慈愛>スキル、こちらもパッシブ。常に発動しているタイプのスキルで、装備者のHPを毎秒1万回復するスキル。そしてなんとこのスキル、装備者の周囲にも影響を及ぼします。装備者の周りに居るPTメンバーもHPが毎秒1000回復する。これけっこう強いよね。ルゼダが楽になると喜んでたよ。
うん、そうなんだ。<狂乱>と<暴走>も消えました。つーまーりー?手に入ったと思ったATKは幻でした。・・・・・(´;ω;`)ブワッ
俺頑張ってると思うんだよ?そろそろご褒美くれても良いじゃないって思わない?ねぇそう思うでしょ皆もさぁ。管理AIが何考えてるか分かんないけどこれ明らかに虐めだよね?虐めは良くないよ?
ピロン♪『管理AIにそのような意図は無い。全ては自業自得である。』ビボンッ
そりゃ無念を晴らさなければあのままだったろうけどさぁ。暴走したの熊公じゃん!!どうやって止めろってんだよ!!
そうそう、鎧の外見だけど白熊になりました。うん何言ってるか分からんよね?怨霊を吸収してた傷跡はきれいさっぱり消えて、黒かった鎧は全体的に真っ白。そんでもって兜になってる熊の顔も真っ白になったんすよ。
でモフモフ度が上がりました。手甲や脚甲、肩当や腿当てなんかに毛が付いてたんだけど、ごわごわだったそれらがふわふわに変化。そんでもって肩掛けと化していた熊の毛皮が胴体に巻き付く形で鎧に吸収され、首に白いマフラーが生まれ、腹と背中の部分に短い毛が生えました。こちらも真っ白でふわふわです。胸の部分はさすがに金属だけど、黒紫だったのが白く変色しております。
そんでもって特殊クエストの報酬ですが。これでした。
靴強化素材(特):アイテム 怨霊の無念を晴らす為に多大なる貢献をした者に与えられる素材。使用する事により装備を強化する事が出来る。(破棄・譲渡不可)
久しぶりですね強化素材さん!!しかも今度のは靴!!いやなんでよ。ここは盾ちゃうんかい。
まぁね、今の俺の装備靴だけが初期装備だから。後は全部強化するなり進化するなりで変わっちゃってますし?丁度いいっちゃ丁度良いんだけどね?初期装備から強化すると耐久∞だし。
と言う事でサクッと使用するとこうなった。
始まりの靴→巨人のブーツ (DEF×10 SPD×10 耐久∞)
ちゃっかりレアだと言われていたDEF倍率装備になり申した。多分種族が関係してるんだろうなぁ(遠い目)
うむ、SPDが上がるのは良いぞ!!魔物は勝手にこっちに突っ込んでくるから意味ないけどな!!盾で対処しやすくなるくらいか。
ほんでもって管理AIからの報酬ね。それがこちら。
双盾強化素材(特):アイテム バグ収束に多大なる貢献をした者に与えられる素材。使用する事により装備を強化する事が出来る。(破棄・譲渡不可)
はい、盾を強化しろって事ですね。解ります。グラビタイトが勝手に鎧になっちゃったから助かったっちゃ~助かったけどさぁ。まぁいいかサクッと使用。
魔法銀の双盾→蛮族の双盾
蛮族の双盾:魔法銀の盾に動物の毛皮を張り付け加工した大楯。般若熊の皮を使っており、その強度は格段に増した。(DEF+5000 魔法攻撃-10000 耐久∞)×2
見た目は皮の盾、色は真っ白。盾表面は白い毛でモフモフですぞ!!その盾は今シアがコロコロ転がって遊んでますがね。どうですかシアさん?盾のモフモフは?
「きもちいい~♪」
だそうです。あぁ、ダンジョン調査の報酬は鍛冶屋の誘致でした。発展クエストとして認められたみたいよ。ちゅうことで俺は即座に鍛冶屋に行って“ある物”をお願いしてきた訳よ。念のために言っとくと呼んだ鍛冶屋は盾にATK付けられない鍛冶屋でした。
でだ、お願いした物が今日完成するって言う事で鍛冶屋に寄って。そんでもってその足で親父の居る守備隊の兵舎に今向かってる。
「親父~居るかぁ~。」
「おう、居るぞー。」
守備隊の大隊長室で書類と格闘している親父。商人やってたからね、書類整理はお手の物ってもんですわ。
「ほいこれ。」
「おん?何だこの小さい箱は?」
「何って指輪だよ指輪。必要だろ?」
「ばっ!?おまっ何を!!」
「いやだってカマーンさんと結婚するんだろ?しっかり決めて来いよお・や・じ。」
「揶揄うんじゃねぇ!!」
まぁビックリだよねぇ。いつの間にそんな仲になったんだか・・・・。元々カマーンさんは親父の事が好きだったみたいなんだけどね。うん。何回か一緒に戦って、親父の危ない戦い方にこの人には私が居ないと駄目!!みたいに母性くすぐられて落ちたみたい。
でも男だからって思いを打ち明けずに傍で支える選択をしたんだとさ。カマーンさん健気じゃね?まぁこの世界人口増加が急務なので男性同士とか女性同士だとくっつくのはかなり難しいんよねぇ。だからカマーンさんは特に気にしてたみたい。
まぁそういう思想が受け入れられるのも人口増加がある程度落ち着いて、そんな人達が出て来ても人の数が確保出来るからだもんなぁ。じゃないと人口が減少して滅びますな。
そんな時に性転換の魔道具が来て女性になれて思い切ってアタックしたんだと。最初は親父も渋ってたらしいんだけど、まぁそこはカマーンさんが落とす努力をして無事親父は蹴落とされたと。
決め手はカマーンさんが1人でも魔物の群れと戦って勝ち残れる所らしいよ?ダンジョンに潜っている間に城塞都市に襲い掛かって来た魔物の群れを親父の見ている前で1人殲滅。そんでもって親父に向かって「貴方を残して私は死にません!!」と宣言したとか。かっこいいなおい。
それでまぁ、一応親父の息子である俺は親孝行しようと思って2人の指輪を用意したって訳だ。
「式は30日後だからしっかり準備しとけよな親父。あっ来賓のほうは俺とカマーンさんで手紙出しといたから。」
「・・・・早すぎねぇか?」
「親父に任せてたらいつまで経っても準備しなさそうだからな。なんせ未だにカマーンさんと一緒に暮らしてないくらいだからな。」
「そういうのはきちんとけじめをつけてからだ。」
「おう、そうだな。だからちゃんと奥さんと子供に報告して来いよ。下手したら2人の子供として転生して来るかも何だから。」
「はんっ!!そんな夢物語在る訳ねぇだろ。旅人は夢の見過ぎだ。だが指輪は貰っとく、ありがとな。」
ちなみに転生云々はヘルプさん情報だったりする。この世界で死んだ人はデータの海に帰るんだけど、一時的に保持しておいた人物データ、つまりキャッシュデータが残ったまま再利用される場合もあるそうだ。その時には前世持ちの子供として生まれて来るそうな。まぁ断片的な記憶しか持ってない子になるそうだけどね。
毎回無断転載対策で以下の文を入れます。読み飛ばしても大丈夫です。無断転載ダメ!!絶対!!
This work will be sent to you by kotosuke5, who is Japanese. Unauthorized reproduction prohibited
2022/6/1 いつも♡や☆、閲覧や応援コメントありがとうございます!!今回はちょっと重い話を踏まえつつのわちゃわちゃに挑戦。こねくり回しすぎてちょっとわかりにくいかも?まぁでも最後はハッピーエンドですので楽しんでください!!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます