ワンニャンダ28

八五三(はちごさん)

秘密文書!?

「これなんだけど視て」

「この足跡は、バステトさんだ」

「下にある足跡は、ぴーちゃんですね」

「そう。あと残りの足跡は、白、黒、真神まかみ、アルテミス」

「で、原雪げんせつ。これがなんなのさ?」

巫女みこ。あんた、それでも諜報部!」

「あのね、原雪。ボクが諜報部だからって、一から十まで理解できるって勘違いしないでほしいなぁー。これだから強襲部の脳筋娘のうきんむすめは」

「頭突きしてくる。あんたの方が、脳筋でしょ!」

「はぁー。頭は使うものだよ」

「なかみ、中身を使うの――脳みそを」

「バステトさんたちが。ボクたちに知られずに、秘密のやり取りをしているってことを云っているんだろ」

「ふぇ」

「ふぇ。って、ねぇー。そのぐらいひと目で分かるよ。問題は暗号解読できるか? って話をしているの――ボクは」

「た、試したの。ちょ、諜報部のじ、実力を。試したの。諜報部の実力を」

「二回もぃ――」

「――大事なことだから、二回、云ったの!」

「めっちゃ、目、泳いでいるよ。原雪」

「ぉ、泳いで、なんか。ないんだから、ね!」

「ツンデレキャラ風に言っても。ただの逆ギレだから、あやまって」

「ごめんな、さい」

(身体がうずうず、してきた!)(胸が高鳴って!)

巫女みこ東天とうてん。頭、撫でる。の、やめ――て」

(かわいいなぁー、もう――原雪げんせつは!)(可愛いです――原雪さん!)




「大丈夫だと思いますよ」

「そんな悠長ゆうちょうな」

「こればかりは、原雪に同意だね。技術研究開発員、東天とうてんに暗号解読を諜報員として依頼する」

「でも、さすがに、これは……」

「帝国の技術研究開発部をもってしても、解読できない暗号なのかい?」

「違います、巫女さん。暗号解読は簡単だと思います。が、内容にさわりが」

「「内容に差し障り?」」

「はい。プライバシー保護のため」

「プライバシー?」

「保護?」




「だって。ショウ○ノートのジャ○ニカ学習帳絵日記に、しるされるので」

(……こうかん…………にっき………………だ)(……交換…………日記………………か)

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ワンニャンダ28 八五三(はちごさん) @futatsume358

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