フォルゴル大陸 聖歴127188年(連邦歴0265年)~聖歴130655年(連邦歴3732年)まで
聖歴127188年(連邦歴0265年)。ラティシアとセンジが作った学校は、経営そのものは厳しいながらも多くの子供達に教育を施し、そこで学んだフォビス・マードリはアハティアイリス大陸へと渡り、恩師に倣い学校を設立する。公的な学校があくまで富裕層の子女を対象としていたのに対して、フォビスが拓いた学校は、貧民層にも門戸が開かれていた。そこで学んだのが、後に蒸気機関を発明することになる鉱山技師アクスターツの祖先であった。
聖歴127192年(連邦歴0269年)。連邦総議長ドメール死去。これに伴い、守旧派のトップだった<ウォドマ>が次の連邦総議長となり、旧ドメール派への締め付けが厳しくなる。
聖歴127198年(連邦歴0275年)。ラティシアとセンジが作った学校の経営がますます苦しくなる中、学校がある町の再開発が決まり、多額の寄付金が払えなければ学校の敷地を接収されることが合わせて決まり、卒業生や生徒達が反発する。しかしラティシアとセンジは行政と衝突することは避け、辺境の村で再び学校を作ることとして希望する者は新しい学校に受け入れ、それと同時に、町を離れられない生徒達に対しては同じく町を離れられない教師らと共に受け入れるための<塾>を作ることに。これに際し、卒業生らの多くも協力した。
聖歴127199年(連邦歴0276年)。卒業生らの協力により、新しい学校が開校。合わせて、元の学校があった町には規模を縮小した塾が完成。ラティシアとセンジの理念は無事に受け継がれた。
聖歴127208年(連邦歴0285年)。<庶民のための学校>は、卒業生らをはじめとした賛同者を増やし、次々と同じ理念を掲げた学校が作られていき、意欲的に勉学に励む者らが集うことで優秀な人材を次々輩出。結果として国力の底上げに協力することとなった。ことここに至り、ウォドマをはじめとした守旧派も、教育の重要性を認め、可能な限り多くの国民に教育を施す形に方針転換する。
聖歴127217年(連邦歴0294年)。連邦総議長ウォドマ失脚。ウォドマの腹心と言われていた<ディヌア>が新しい連邦総議長に。国力強化が目的ではありつつ、教育への理解も示し、学校運営の後押しを政策として本格的に取り入れる。アゼルス連邦共和国はこの政策により、フォルゴル大陸における地位を不動のものにしていく。
聖歴130655年(連邦歴3732年)。アハティアイリス大陸で発明家エジル・デルソンによって発明された<電気>をエネルギーとする技術がフォルゴル大陸にも伝わり、技術が発達していく。
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