大陸ごとの詳細な年表

新暦000001年。アハティアイリス大陸においてアハティリア文明が生まれ真歴が始まったものの、この頃のフォルゴル大陸ではまだ、文明と呼べるほどのものはなく、人間も亜人も原人同然の暮らしをしていた。

真歴00075年頃（ファド歴元年）。アハティアイリス大陸においてアハティリア文明が栄えていたのに若干遅れて＜フォルド文明＞発生。＜ファド歴＞が始まったが、こちらもアハティリア文明と同じく貨幣制度が生じなかった。一方で、小型化したダヒリスが主な＜獣＞として繁栄を極める。多くの種が人間や亜人に狩られて絶滅するもそれでも生き延びた種はあり、後の研究で主なものだけでも一万種とも。なお、恐竜に近いダヒリスとは別に哺乳類も存在したが、この時点ではまだ鼠のような小動物だった。人間や亜人は魔女ケェシェレヌルゥアの因子を埋め込まれた生物から進化した存在で、哺乳類とは共通の祖先を持ちその形質も哺乳類のそれではあるものの、進化上は実は『まったく別の種である』と言ってもいいほど乖離した存在であった。そのため、『哺乳類の一種から進化した』と言われ続けていたものの直接の証拠が長らく見付からなかった。

真歴001500年頃（ファド歴850年頃）。アハティアイリス大陸においてアハティリア文明滅亡。

真歴001700年頃（ファド歴1000年頃）。アハティリア文明が滅亡したのに続き、フォルド文明も滅亡。ファド歴が終わる。

真暦002000年頃～080000年頃。やはり一切の記録が残っていない＜暗黒時代＞を経る。

真歴080100年頃。アハティアイリス大陸において新アハティリア文明が発生。

真歴080200年頃。新アハティリア文明に続き、フォルゴル大陸南西でも新しい文明＜マドゥカ文明＞が発生。アハティリア文明があった辺りに発生したことで＜新＞と冠された新アハティリア文明とは異なり、フォルゴル大陸の東端で生じたフォルド文明とはまったく繋がりがなかったために＜新フォルド文明＞とは呼ばれなかった。

真歴080300年頃（ルダ歴元年）。マドゥカ文明において最も大きかった集団が＜ルドア＞を名乗り、ルドアの首領＜バンダ＞が＜ルダ歴＞を制定。

真歴080300年頃（ルダ歴003年）。バンダ、ダヒリスの一種＜ルガル＞を仕留めようとして反撃を受け死亡。バンダの右腕とも言われた＜ノルガ＞が首領を継承する。

真歴080300年頃（ルダ歴007年）。バンダの息子＜バンギ＞が、父親の仇である＜顔に十字の傷を持つルガル＞を、四年の歳月をかけて倒す。しかし同時に、幼馴染で一緒に暮らすことを誓っていた＜アンシャ＞を病で亡くし、涙する。