【KAC202210】真夜中の返信作業

帝国城摂政

第1話

 小説を公開している以上、皆さまから多くの感想などを貰う機会というのはある。

 けれども、その機会が夜中、それも寝る前に見つかったとなると、私は非常に困ってしまうのである。


 私は夜寝る前は、色々と考えながら眠るタイプだ。

 「明日は仕事が終わってから書くために、今のうちにあらすじを固めておこう」とか、そんな事を考えながら、いつも知らず知らずのうちに眠ってしまうタイプの人間だ。


 だからこそ、夜寝る前に、その日のうちでも出来る作業は済ませておきたいのだ。


 例えばそれは、数分で済ませる事が出来るアプリゲームのデイリーミッションだったり。

 あるいは、メールの返信作業だったり。

 そういった些事を全て片付けてから、ゆっくりと眠りたいタイプの人間なのだ。


 そんな私にとって、夜寝る前に来た感想の返信というのは、とっても億劫おっくうなのだ。

 なにせ、感想と言うのはその人が感じた事、読者として伝えたい思いの結晶だ。


 人によっては短い文章を書いて「ここ違うんじゃねえかな?」くらいの感想をくれる人もいる。

 時には長い文章を書いて「めちゃくちゃ感動しました!! 素敵な物語を、どうもありがとうございます!!」などという感想をくれる人もいる。


 そりゃあ、人格否定してくるタイプの感想は苦手だが、基本的に感想に対しての私のスタンスは「ありがたい」の一言に尽きる。


 だからこそ、眠る前に感想が来たのを見ると「ありがたい」と同時に、「うわぁ、これはちゃんと見て返信しないとな」になる。

 どの部分に共感してくれたのか、あるいはどこを直せば良いのか。


 そう言うのを考えているうちに、就寝予定時間を大幅に過ぎてしまい、結局、良く分からない返信を書いて終わってしまう。

 次の日に回せば良いんじゃないかという意見もあるかもしれないが、私は常に完結で、終わらせたい人間なのである。


 なので、今日も私は速めに寝る。

 前まで12時回ってもへっちゃらだいだったのだけど、こんな気持ちで返信してるのは失礼なので。


 だから皆さんも----早めに寝ましょう。

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