第39話
「あっ、これが柴くんかな」
さっき教えてもらった名前で調べたら、少しだけ
見つけるのに苦労したが、無事見つけることができた。
柴が歌っている曲は私は全く知らない曲だったが、
柴によく似合う曲だった。
切なくて、しっとりとしたメロディー。
でも、その中にある温かみと優しさが
柴の凛とした歌声をよく引き立てている。
柴のために作られた曲、と言われても
おかしくない。
初めての投稿とは誰も思わないほどに
完成度が高く、柴の才能に衝撃を
受けた。
「ほんと、凄いな」
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