第21話
「終わった、一週間終わった」
疲れがどっと押し寄せてくる。
ほんの小さな事も気になり続けて
気疲れしたのもある。
肩から鞄を降ろすのも、
服も着替えるのも忘れて
布団へ飛び込んだ。
辛かったことはなかったのに
生暖かい涙が頬を伝う。
救いの手を差し伸べてくれる
人はいるのか。
もしいるなら、どれだけ
遠くの人なのか
検討もつかない。
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