僕はこの世界を夢だと錯覚していたようだ…

みる

第1話 まるで夢を見ているようだ

 これは過去の話だ

「キーンコーンカーンコーン」とチャイムの音が学校全体に鳴り響く。昼休みになりクラスの人たちが騒ぎ始める。俺の友達の俊が俺に声をかけてきた。

「おい、渚!お前好きな人いるんだろ?」そうやって急に答えたくもない質問をされた。

「い、いるけど、、、なんで?」

「お前知らないのか?」

「な、何が?」

「今日はこの学校で有名な日だろ?」

「え?何それ教えてくれよ。」

「たく、しょうがねえな!」そう言ってドヤ顔をかましながら俊が説明をしている。

「年に1回、この日は告白すれば恋が実っていう有名な日だろ?思い出したか?」

「あぁ思い出したよ。で、俺に何をしろと?」

「お前好きな人いるなら告れよ」

「え?今から?」

「当たり前だろ」俊は俺の泣いている顔でも見たいのだろうか

「あの美咲さん?」俺は俊に言われた通りに即座に行動した。

「美咲さん!好きです付き合って下さい!」俺は言われた通りに行動しすぎてしまったのかもしれない。そんな脳内であたふたしていると彼女が声を発する

「わ、私も………」彼女が話している途中で頭がクラクラしてしまいそのまま窓から落ちて閉まったのだろうかもう体の感覚がない、、、





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