ミヤコのMidnight配信 #107【ダイジェスト】【切り抜き】

最早無白

ミヤコのMidnight配信 #107【切り抜き】

「そうそう、話したいことがいくつかあってね~。まあ二つくらいあったわけよ」



・イベントでオフ会

「あのね~、チュバレのイベントでお仕事させてもらった時にね。そそ、周年のヤツ。」


『前に案件でやった音ゲー?』


「そんな案件って言わんでもろて~。私ちゃんとそれなりにやってますから、この前実装されたアレ……なんだっけ?」


髑髏森林どくろもりばやし


「あ~それ、髑髏森林! 髑髏森林のエキスパートもフルコンとれたし! これ意外とムズいからね!?」


『親指勢でFCはすごい』


「ほれ見ろ~! そういうことなんです、私はどちらかと言えば公式側の人間なんで……いや言い過ぎたわ」


『は?』『反省しろ』『FoTBのFC耐久やれ』


「はい、すみませんでした。いやFoTBはさすがにムリよ! |Finisher of Tuner Bullet《フィニッシャーオブチューナーバレット》でしょ? 友達にねぇFCした人いるんだけど、その人でも体感六割くらいって言ってたわ。しかも私親指勢だから余計にキツいし」


『友達はイベ来てた?』


「うん来た来た! ステージ終わってからオフ会もしたよ。最終日に協力銃撃ライブした人達とね~やったんよ! その中の一人は7th Beginning最終一位取ってたし」


『マ!?』『強すぎる』『FoTBのFC絶対ソイツだろ』


「あ~そうだよ、その人。一般の人だからあんまり詳しくは言えないけどね~。あ、でも『最終一位獲った~!』ってつぶやいてたな。いいね押したわ」



・弟、高校生に

「そう! これだけは配信で言いたかった! あの、うちの弟がですねぇ……もう高校生になってしまいましてねぇ。マジで時が経つのが年々早く感じてきてる」


『おめでとう!』『入学祝い何か買った?』『弟くんもう高校生!?』


「ありがとう~! って私が合格したんじゃないんだけどね! 頑張ったのは弟くんなんでね~……みんな『おめでとう!』ってチャット打ってるわ。アーカイブ見せてあげよ~。ちょっと水飲むわ」


「え~っと入学祝いね、実はまだお祝いらしいモノ的なのは買ってないんですよ。強いて言えばスマホの契約に立ち会ったくらい。弟くんがあんまり物欲とかないタイプだから、『これ!』みたいな一品がないわけよ」


『物欲ないのか』『まあそのうちでしょ』


「そうね~。中学と違って高校ってなんか……いい意味で学校に縛られることが多いから、そこで充実できるようなアイテムとかいいんかねぇ。今パッとは思いつかないわ。多分そのうち向こうからなんか『これ欲しい!』って言ってくると思うから、それ買うかな~」


『勉強とか教えてんの?』


「教えてる教えてる! 私だって一応高校出てるから、教えられる所は。まあ、なんとな~くだけどね。教科書見ながらなんとか当時の思い出をこう、なんとかして引っ張り出してるわ」



・二秒お悩み相談

「もう特に、これといって話したいことないんだよな~。お悩み相談でも……そうだ、超スピードでお悩み相談やるか。みんなどれくらいのペースがいい?」


『一分』『三十秒』


「あ~、大体まあそれくらいだよね。もうちょい短めでいく?」


『二秒』


「ふはっははは! あ~、二秒はヤバいな! 『二秒お悩み相談』、やるか。早速いこう」


『好きな人のことを想うと、心臓が高鳴って夜しか眠れません。どうすれば良くなりますか?』


「え~、寝ろ」


『明日は久しぶりの休みなのですが、下手に遊んで疲労を蓄積したくないです。何かいい過ごし方はありますか?』


「うん、寝ろ」


『明日提出のレポート課題がまだ七割程しか完成してません。どうすればいいですか?』


「だから寝ろ……いや寝ちゃダメ寝ちゃダメ! 配信を作業用BGMにしながらレポートやってくださいね~!」


『間違えてて草』『これは綺麗なオチ』


「寝ろ案件二つ続いてたから条件反射で言っちゃっただけ! 寝ちゃダメだからね!」


『分かりました! ベッドでしっかり寝ますね!』


「寝るなぁぁぁぁ! ちゃんとレポート書いてもろて……」

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ミヤコのMidnight配信 #107【ダイジェスト】【切り抜き】 最早無白 @MohayaMushiro

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