第57話 霧の鬼3(改訂版)
たけるは
控室に行くと稲荷の使いの
彼女はたけるに言う
「苦労しておるようじゃのう。」
「はい、1度は見つけてのですが左腕を
切り落とされました。」
「よく無事じゃったのう。」
「勝つ方法が分かりません。」
「それは私にもわからん。」
2人は黙り込む。
鈴鹿はおいしそうに菓子をつまむ。
オカルト相談コーナーが始まる。
たけるは席に座り、横に美鈴が座る。
すりガラスの向こうに相談者が座る。
たけるが言う
「相談者の方お話をどうぞ。」
相談者はボイスチェンジャーを通した声で話す
「私の彼が目の前で霧にさらわれまし
た。」
「この街の中ですか。」
「はい。」
「それは、今、私が追っている鬼の仕業
です。」
「それじゃ彼は。」
「難しいでしょう。」
「敵をとってください。」
「分かりました。」
たけるは何とかして鬼を退治しなければならないと思う。
街の中をたけると鈴鹿、カメラマンが霧を探し回る。
日が暮れ夜になる。
しかし、まだ、霧は見つからない。
そして、日付が変わるころ、歩道上に濃い霧を見つける。
たけるの血は騒ぐ早く刀を出して、その刀に鬼の血を与えろと・・・、
彼は心に呪われた鬼切りの刀の名をつぶやく
「来い、羽左衛門ノ贄ノ夜叉」
虚空から護符に包まれた鞘に収まった刀が虚空から浮かびあがる。
彼が刀を手に取ると電気が走るようにしびれる。
構わず、鞘から刀を抜く。
彼の心は鬼への憎しみで満たされる。
鈴鹿も大通連を抜いている。
3人は、発煙筒を霧の中に投げ入れる。
そして霧の中に飛び込む。
すると霧が消える、そこには頭のない女の死体が倒れている。
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